見出し画像

小説「そして僕は店を変えた」

【あらすじ】
作家である僕は喫茶店で原稿を書く習慣があり、その日もいつも使っている店で原稿を広げていた。
その店には僕が気にしている一人の女性店員がいて、僕が気に入っているカレーのメニューがあり、穏やかな時間を過ごすことが出来る、小さな楽園だった。
でも僕は店を変えることになる。その理由は恋だった。

【備考】
・本作は魔法のiらんど×角川食堂恋するスパイスカレー短編小説コンテスト応募作品です。
・コンテスト期間終了後に非公開になる場合があります。

【データ】
文字数:約5000字
バージョン:v1.1.0
公開日:2023.1.26
更新日:2023.1.26

【リンク】
魔法のiらんど
小説家になろう
エブリスタ
カクヨム
アルファポリス
ノベルアップ+

【作品冒頭】

 恋になるのはどこからが始まりで、それはどれくらいの濃さになれば気づけるのだろう。
 そんなことを考えながら僕は目の前で湯気を立てる黄色、赤、ピーナツ色の三種類のカレーを見つめた。同じプレートの中央に半球状に持ったご飯、その脇にトマトやキュウリのスライス、ほうれん草を和えたものが付けられている。ご飯の粒は日本のものに比べて細く、東南アジアでよく食べられる種類のものだ。それが思いの外、僕の口に合った。

小説「そして僕は店を変えた」1より

#小説 #短編 #恋愛 #作家 #喫茶店 #カレー #京都

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?