見出し画像

【体験記】転職のプロが、転職活動してみた 〜企業研究編〜

半径5mの人たちを前向きにする人、なぎ🌻です。

このnoteでは、1000人以上の転職をサポートしてきたわたしが、キャリア戦略や転職活動の悩みを少しでも前向きに解決できるような情報を発信しています。

今日はいよいよ面接編。
百戦錬磨のわたしが、いかにして面接を切り抜けたのかについてお話します!

今日の結論

【面接準備】
・面接官の経歴
・ビジョン・ミッション・バリュー
・沿革
・サービスページ
・導入事例
・新卒向け採用HP

前置き&面接実績

前提として、わたしが何社、どんな企業を受けていたのかをお話しておきます。

[面接実績]一次面接9社 → 最終面接5社 → 内定2社
[業  界]SaaS、HR業界
[規  模]創業10年未満、従業員数10〜150名のベンチャー・スタートアップ
[職  種]営業(フィールドセールス、コンサルタント)

今回は上記条件下でどのように動いたのかをお伝えします。
受ける業界や企業規模、職種によって若干面接で重要視されるポイントが違うので、あくまで参考程度に見てください!

面接準備

就活のときも「企業研究」ってやったと思います。
これ、ま・じ・で・大事。

なぜなら、95%の人が企業のことを調べず、丸裸で面接に臨むからです。

嘘だと思うでしょ?

わたしがこれまで転職エージェントとしてサポートしてきた方の95%は、
面接前日まで本当に何も調べてなかったのです。

これをやるだけで、あなたは上位5%の仲間入り!

でも何を見たらいいの!?
企業HPなんてたくさんページあるし意味わかんない!!
という方のために、わたしが必ず見ていたページを書き出しました。

【チェック項目】
・新卒向け採用HP
・面接官の経歴

・ミッション・ビジョン・バリュー
・沿革
・サービスページ
・導入事例

ひとつずつ整理していきましょう。
面接準備のポイントは、「働くイメージを持つ」ことです。

上記に記載したページは、「働くイメージを持つ」ためのヒントが詰まっています。

【チェック項目①】新卒向け採用HP

なぜ最初に書いたかというと、
このページが充実している企業は、ここだけ見ればすべてがわかるからです。

例えば、このページを見てください。

新卒就職人気企業ランキングに毎年名を連ねる「旭化成」。
よく名前を聞くけど、何をしている会社かって知ってますか?

……なかなか出てこないですよね。笑
旭化成は日本を代表するメーカーですが、いろいろやりすぎていてわかりにくいのです。

ではこのページを見てください。

「旭化成を知る」というページに「事業領域」というところがあります。

ここを見ると、
”旭化成グループは「マテリアル領域」「住宅領域」「ヘルスケア領域」の3つの事業領域で展開しています。”
とあります。

例えば「ケミカル事業」であれば、
セーターの繊維やサランラップ、パソコンや携帯電話のフィルム、自動車のタイヤのゴムなど、わたしたちの生活に不可欠な製品を作ってるんですね。

他にも創業秘話や、社員紹介、働く環境など、
社会に出て働いたことがない、新卒にも理解できるよう、やさしい言葉で詳細に情報が詰まっています。

何をしているのかイマイチ理解できない時は、ぜひ見てみてください!

【チェック項目②面接官の経歴】

これをチェックしておくだけで、
あなたの面接の勝率が2割増しになります。

なぜ大事か。

それは、面接官がどんな方でどういう人生を歩んできたのかを事前に知っておくと、

・突っ込まれる質問が予想できる
・アイスブレイクになる
・逆質問を考えられる

からです!

これは実際にわたしが経験した例です。

内定企業の一次面接のときに、面接官がWantedlyにかなり詳細にプロフィールを書いていました。
書かれていたのは、これまでの経歴と、営業スタイルにおいて重要視していること、最近読んだ本についてなど。
そこでわたしは、面接の時にこんな工夫をしました。

- 現職での営業の経験について、面接官の営業スタイルにおいて重要視していることを、自ら実践してきたエピソードを語った
- 事前に面接官の最近読んだ本を自分も読み、アイスブレイクで本の話題を出した
- 逆質問で、面接官の経歴の経緯や、これからやってみたいビジョンについて質問した

人は、自分と価値観が似ている人や、共通点がある人に好意を抱きます。

自分が大切にしている価値観や、自分と似た経験をしている人に親近感が湧きやすいのと同じように、「似てる」と思われると勝ちです!

また、面接官も人間なので、自分自身に興味を持ってもらえると饒舌に語ってくれます。

人は、自分自身の話を一生懸命聞いてくれると、その人のことを「話し上手」だと思い込みます。

「話上手は聞き上手」と言いますが、
実際は自分の方がたくさん話しているのに、一生懸命話を聞いて、適切な相槌や表情を見せることで、「コミュニケーション能力が高い」と感じるのです。

なので、面接官が話しやすい・話したいと考えているエピソードを予想し、逆質問で聞くことで、入社後一緒に働く上司となる面接官の価値観を知ることができ、さらにあなた自身にも好意を持ってもらえます!

一石二鳥ですね!

この事前準備のおかげで、わたし自身、一次面接の評価が非常に高く、最終面接でも一次面接官にプッシュしていただき、内定をいただくことができました!

【チェック項目③ミッション・ビジョン・バリュー/沿革】

これは企業の「価値観」を知るために必要な部分です。

「ミッション・ビジョン・バリュー」というのを聞きなれない方もいるかと思いますので解説します。

画像1

ミッション:企業が果たすべき使命、存在意義
ビジョン :将来ありたい姿
バリュー :組織の共通の価値観

例えば、大手飲料メーカーのキリンはこんな感じ。

ミッション
新しい飲料文化をお客様と共に創り、人と社会に、もっと元気と潤いをひろげていく。

ビジョン
日本をいちばん元気にする、飲料のリーディングカンパニーになる。

バリュー
・お客様にとってのあたらしい価値
・お客様の安全・安心、おいしさへのこだわり
・お客様・パートナー・地域とのWin-Win
・熱意と誠意

これを知ることで、事業を通してどうしたいのか、どんな価値観を持っているのかがわかります。
よく「社風と合わない」という理由でお見送りになることがありますが、それは会社が大切にしている上記のような価値観と合わなかったということです。

また、企業の沿革も見ておくと良いです。
「沿革」というと難しく感じるかもしれませんが、
創業者がどんな思いで立ち上げ、どのような経緯で今に至るのかという歴史を知っておくことがポイントです。

歴史を知ることで未来が予想できます。
創業者の思いを知ることで今後どのように拡大成長していきたいのかがわかります。

【チェック項目④サービス内容・導入事例】

言わずもがなですが、提供している製品・サービスについて知っておくことで、志望動機や入社後対応する仕事内容、顧客について知ることができます。

特に導入事例はよく見ておいた方が良いです。

・どのくらいの規模の会社に導入しているのか
・どんな業界なのか
・今後どのように市場シェア拡大をしていきたいのか
・企業の成長において、何が課題になっているのか
・自分自身の営業としての仕事内容・1日の流れ

が予想できます。

その予想を踏まえた上で、自分のスキルをどうアピールするか、志望動機や転職理由をどのように伝えるかを考えることができます。

準備十年、成功五分

「ノリと勢いでなんとかなる!」「就活で面接は得意だったから」は全く通用しません。

相手のことを知って、どのようにアピールするかを考えないと、的外れなアピールをしてしまいます。

ぜひ参考に、面接を乗り切ってみてください!

ではまた〜🌻

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?