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  • 毎日のペライチ

    毎日のアウトプット

  • 民藝について

    民藝について書いた記事。

最近の記事

軸のある生活を守るために

何かがおかしいと思ったならばそれは全体的に支障をきたきている。 ふと、暴飲暴食してしまったり、気づくと部屋が汚くなっていたり、お風呂に1日、2日入らなくなったり、睡眠がいつもより長くなってしまったり 「ん?おかしいな」と思ったら、全てを改善するべきだと私は思う。 まずは睡眠・食事・部屋の掃除、そして運動だ。 〇睡眠 7~8時間寝る時間を確保すること 睡眠2時間前の入浴と食事 必要であればサウナで強制的に自律神経を整えること 〇食事 ビタミンを摂ること タンパク質

    • メディアの理想化による現実とのギャップ症候群

      近年、公的なメディアに取り上げられる美談、美写真、洗練された生活。いずれも我々(それをまやかしの無料で享受している)凡人にとってはおとぎ話である。 メディアは毒だという指摘もあるが、娯楽としてはとても有用であることには変わりない。 しかし、その(圧倒的に洗練された)メディアコンテンツの日常的な刷り込みによって、僕たちの価値観というか、現実との境界線が歪められているのも真実だと私は思う。 現に、最近、20歳もそこそこに超えた青年に聞いた話だと、「現実の女は汚い。」だから彼女

      • 睡魔と見しえぬエネルギーについて

        魔術の本に書いてあったが、この場所にいくと眠くなる、この人といると眠くなるとかいっていうのはエネルギーを自分に受け取りすぎると身体が起こす汎用らしい。それを上手く流してやるっていうのが瞑想だったり、エネルギーコントロール(いわゆる魔術などの身体的技術)なのだが、それは一旦置いておくとして。 僕は昔、スカイツリーに行くと必ず耐えられないくらいの睡魔に襲われることがあった。 新宿でもたまに会った。 今回は名古屋でかなりの睡眠を要した。いつの間にか10時間以上寝ていたのだ。

        • 現象学的認識論(?): 不可避な逃避〜僕達は世界から逃げられない〜nagi

          目は閉じていても耳や鼻や感触や思惟が世界の有り様をまじまじと見せてくるし 耳を塞いでも目や鼻や感触や思惟が世界の声を伝えてくる。 鼻や感触とも同じで もっと世界は常に僕たちの手を握っていて、触れてきて、強制的に参加させようとしてくる。 それに抗うことは出来なく また志向性は双方向ではない。 (この状態を仮に僕達じしんの不可避な逃避と名付ける) 志向性が僕たちとかち合う時、世界は鮮明にそのままの姿を現し、僕たちの心や身体をふるわせる。 これは一般に感動や忘れられない体

        軸のある生活を守るために

        • メディアの理想化による現実とのギャップ症候群

        • 睡魔と見しえぬエネルギーについて

        • 現象学的認識論(?): 不可避な逃避〜僕達は世界から逃げられない〜nagi

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        • 毎日のペライチ
          4本
        • 民藝について
          8本

        記事

          睡眠#2 nagi式「睡眠の儀」メソッド

          睡眠は生活の中で様々な活動に大きな意味や影響を及ぼしています。 しかし睡眠時間は人によっては時間や質が異なり、それぞれにあった方法で睡眠をとるには、自分で自身の睡眠を注意深く観察する必要があります。 私は生活の中で睡眠は一番大事な行動・作業・生活の営みであると思っています。 それゆえ量と質を同時に充分にみたすために、いくつかの睡眠に関しての本と、睡眠を上手にとるための知識動画などを大量にみて、自分の睡眠にいいものを常に取り入れているわけです。 この記事では、なるべく寝

          睡眠#2 nagi式「睡眠の儀」メソッド

          民藝性と哲学における身体性について

          身体性と民藝性の関係性は、メルロ=ポンティの世界内存在の概念において重要な要素となっています。人間が世界と関わり、自己を表現するためには、身体性と民藝性が欠かせません。また、身体性と民藝性は相互補完的な関係にあり、人間が世界を知覚し、表現するために必要な要素であると言えます。さらに、身体性と民藝性は可逆的な関係にあることから、人間が自己と世界との関係を深めるために、身体性と民藝性の両方を大切にすることが求められます。 こうした身体性と民藝性の関係性を深く理解することで、人間

          民藝性と哲学における身体性について

          民藝性とプラトンのイデア論

          プラトンのイデア論によれば、物質世界にあるものは、本来的に存在する「イデア」に基づいて作られているとされます。そして、このイデアは物質的なものよりもより高次の存在であり、それが持つ普遍的な性質が、物質的なものの理念を形成するとされます。こうした考え方を応用することで、物やものが持つ役割や理想の形への追求が可能となります。本稿では、このプラトンのイデア論を踏まえ、物やものの追求について探求します。 第1章:民藝性という美的価値の追求 手作りや素材の質感、独自性などを重視する

          民藝性とプラトンのイデア論

          すずめの戸締まりの感想【ネタバレ注意】

          先日、漸く映画館に行く機会があったので ついに「すずめの戸締まり」を見ることができました。 公開当初はスピ界隈とか陰謀界隈でがざわついていたので とても気になっていたので見れてよかったです。 内容もボリュームがたっぷりで 久しぶりの映画館ともあって 2時間がとても長く感じました。 というわけで 「すずめの戸締まり」について 幾つかの感想を語っていきたいと思います。 ○ストーリーとしての単純な面白さ 主人公が運が良すぎたり、女子高生が保護者に無断で移動していい距離じゃなか

          すずめの戸締まりの感想【ネタバレ注意】

          民藝性の時間経過による価値変動について

          民藝性とは、日常生活の中で生み出される美しさや機能性を持つ工芸品や生活雑貨を指します。その価値には、物や考えが古びていく過程で失われる価値と逆に時が経つにつれて意味や歴史を帯びて上がっていく価値の二つがあります。 1.時間とともに失われていく価値 まず、物や考えが古びていく過程で失われる価値について考えてみましょう。例えば、日本の伝統的な陶芸品である瀬戸物は、数百年以上もの歴史を持ちます。しかし、現代ではプラスチック製品や陶器の量産品に取って代わられ、その需要が減少してい

          民藝性の時間経過による価値変動について

          民藝についての基本的なこと

          民藝とは、手仕事による製作、自然素材の使用、伝統や地域性、個性や感性を反映した製品、社会的な役割、製品の無駄削減が求められる、日本独自の美術運動です。 1.柳宗悦による民藝運動の開始 1920年代に活躍した美術家、柳宗悦が、日本の美術の傾向として西洋的な装飾美術に対する不満を持ち、日本に伝わる民衆芸術に注目しました。 柳宗悦は、日本の美術には、民衆の生活に密着した伝統的な工芸品や美術品があり、その美術品には、生活の実用性や美しさが高次元で調和されていることに着目し、このよう

          民藝についての基本的なこと

          民藝と柳宗悦 Mingei by Yanagi Muneyoshi

          1.民藝運動の背景 1930年代の日本は、急速な工業化が進み、大量生産される機械製品が伝統的な手工芸品を駆逐する状況にありました。このような中、伝統的な技術とデザインの美しさを再評価し、現代に合わせた美術品や工芸品を作り出すことを目指した民藝運動が提唱されました。この運動は、伝統文化の再評価と保存を促すものでした。 2.柳宗悦の活動 柳宗悦は、民藝運動を通じて、伝統工芸品の収集・研究・展示などの活動を通じて、伝統文化の再評価と保存を促しました。また、現代的なデザインの美

          民藝と柳宗悦 Mingei by Yanagi Muneyoshi

          民藝的空間は如何にして精神を豊かにしてくれるのだろうか。

          民藝性とは、伝統的な技術や素材を用いて作られた美術品や工芸品に対する独特の美意識を指します。これらの作品は、その制作過程や素材の特性を活かした温かみや手仕事の痕跡が感じられるため、空間に置かれると人々の精神を豊かにする現象が起こることがあります。 1.仮想質量の凝縮 一つ目の現象として、「仮想質量の凝縮」が挙げられます。人間の心は、物理的な質量を持たないため、物質的な豊かさに限界があります。しかし、美術品や工芸品には、その制作者の想いや技術、素材などによって、作品に精神的

          民藝的空間は如何にして精神を豊かにしてくれるのだろうか。

          民藝性と哲学の共通点

          民藝性と哲学には いくつかの共通点があります。 両方の領域は ・人間の存在や価値 ・倫理的な問題 ・美学 など 深い哲学的な考え方を必要とすることがあります。 以下では 民藝性と哲学の共通点について より詳しく説明していきます。 1存在や価値 民藝性と哲学は 両方とも人間の存在や価値について考えることがあります。 民藝性は 伝統的な手仕事や工芸品を生産することによって 人間の能力や知恵 そして人間が自然と調和して生きることの大切さを表現しています。 哲学も同様に 人間が存

          民藝性と哲学の共通点

          民藝の第一印象。

          『わかりやすい民藝』高木崇雄著を 一読して「民藝」についての印象を 書き留めておきます。 民藝についての詳細や学んだことは のちのちアウトプットするとして 僕はやや哲学畑の人間なので 第一印象は「民藝」において 工藝を突き詰める作業が 哲学を思考、あるいは試行する試みと にているところが多々あるな。でした。 工藝がつくりあげる用の美←創設者は一度も提唱はしていないのだが と プラトンのイデアとかカントの超次元論的存在とか と通づるものがあっておもしろいなと 例えば、茶

          民藝の第一印象。

          心地よさの言語化

          ○心地よさの明確化による豊かさの発見 心地よさとはなんだろうか 心が地につくと書いて心地よさと 言語の分解から入るのは哲学関係の書物には よくあるアプローチだ。 心地よさは人によって様々でとても繊細な癖に 人によっては非フォーカスな感覚なのではないだろうか。 潜在的な意識に任せきって あるいはケースバイケースの規模が大きすぎて 言語化できないとがほとんどだ。 だからこその言語化のススメの足がかりとして この文章を紡ぐ必要があると考えた。 例として 私の心地よさを言語化

          心地よさの言語化