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バイトに7回連続で落ちた話

こんにちは、凪です。
タイトルがかなり衝撃的ですが、事実です。7回連続というのはもはや日本人最高記録ではないでしょうか(誇るな)

今回はバイトに7回連続落ちた過程とそこから得たものを共有したいと思います。(なお企業名は伏せますが、応募対象のKFCさんは入ってません笑)


僕のバイト履歴

受け始めたのが大学3年生の終わりの頃なので、数年前の話になります。まず入学後の3年間はずっと塾講師をしてました。初めて受けて採用していただき、3年間勤務していましたが、諸事情で辞めざるを得なくなり新しいバイトを探すことになったのです。


1つ目:某ファストフード店

インターネットにはとにかく清潔感が大事だと書いてあったので、髪を短く切り、白シャツで面接に臨みました。面接も幼少期の思い出と絡めて話し、手ごたえあり。なぜだ。。。


2つ目:某カフェ店

まず面接に向けて、店内を視察。なんと,,,スタッフの笑顔が素晴らしい。まぶしすぎる….。家に帰ってすぐさま鏡の前で笑顔の練習をしたが、ジョーカーにしか見えなくて絶望。

まんまこれでしぬ

面接中はジョーカースマイルでごり押しするも案の定、撃沈。このあたりからサービス業は厳しいのではと悟る。


3つ目:近所にあった居酒屋

サービス業は向いてないと感じつつあったが、当時は受かればなんでもいいと思っていたので近所の居酒屋にも申し込んでしまった。食事したことはないが、前を通る感じ雰囲気はよさそうだったので申し込んだのだ。

まあ、面接もあるし一回食事しとこうと思ってまた視察(真面目)。しかしこれがトラウマになることなど誰が予想しただろうか。

カランコロン(入店)
お兄さん:ウェェ〜ィ、いらっしゃああい!何名様ァ?
僕:な…に…..。あ…1..。
お兄さん:新規1名様入りまぁす!!
店内:あいよゥーーーー!

な、、なんだここは。我が余生..あと2回関わるかどうかレベルの陽キャばかりじゃないか。外とのギャップが凄いが料理がうまいのにまたビックリ。なんなんだこの店は。。感情がぐちゃぐちゃになった。

面接はもちろん撃沈。店長金髪は聞いてないって。


4つ目:某眼鏡店

割と真剣に探して、自分の落ち着いた雰囲気でやっていけそうな眼鏡屋を選択。今回は志望動機に眼鏡店の歴史を盛り込み、かなりやる気満々でいった。

スタッフ:では、○○を志望した動機について聞いてもいいですか?
僕:まず、○○は19××年に創業し、この地でメガネの歴史を…(5分)
スタッフ:いやー、よく調べてきてくれたんですね!僕の方が勉強になりました!

個人的に言いたいことを言えたのでこれは..と思ったのだが、案の定ダメ。なぜかわからないので親友に相談したところ..

僕:なあなあ、なんで落ちまくるんやろうな(過去の面接共有)
友人:わかったわ。凪、話ながいねん。
僕:まじか(→アホ)
友人:いやーだって、こんな歴史とか話す人に接客されたら怖いやん
僕:まじか(→気づけ!)
友人:凪はあんまり人と話さなくていいキッチンとかどうや?
僕:いいね!そうするー!(素直かw)


てことで

5、6つ目:チェーン店のキッチン

5つ目は若干募集の上で、長期の人を募集していたようで向こうからごめんなさい。

問題は6つ目だ。オンラインで面接とのことで、相手側から当日メールでリンクが送られてきたのだが、facetimeのリンクになっていて自分はapple製品を使っていないので開けない。相手側から「では、電話で行いましょう」とのご提案をいただき、急きょ電話での面接がスタートした。

(面接中盤)
スタッフ:えっと、さっきから何か音がするのですが誰かいます?(苦笑)
僕:え…周囲に人はいません。自分の部屋で一人でお電話させていただいてます。
スタッフ:えwwwなんか、凪さんさっきから笑ってます?ww(笑い始める)
僕:いえ、笑ってないです。(真顔)
スタッフ:なんか笑い声が聞こえるんですけどww(爆笑)
僕:いえ、笑ってないです。マイクのせいですかね。

-スタッフ爆笑-

僕:…。

もうこれはさすがに社不の僕でも終わったと思いましたね。

android通話の質かマイクの問題なのか、何か笑っていると勘違いされてしまったようです。向こうの人はなぜかドツボに入り一人で大爆笑されていたのですが、僕は「もしやこれは合格のサインか」などと勝手に考え込んでしまいました(アホ)

もちろん、不合格。正直これは「なんでやねん」ですね。



7つ目:本屋さん

ここからは「もはや、ここまでしてバイトしないといけないのか」と考え始めました。適当に求人サイトを見ていると「本屋さん」発見。これはいい!
本大好きだし、この気持ちが伝わるはずだ!と一気にやる気up

数日後---

ープルプルプル☎ー
担当者様:あ、もしもし。○○の採用担当ですが、うちね、もう募集してなくて…ごめんなさいね..。

ガーン….二日寝込む。

二日後…

僕:もう無理や、7つも受けて1つも受からん..。僕は社会に出たらあかんのや..。(豆腐)
親友:いやーまあ、まず就活せんくてよかったな(そういう問題ちゃうやろw)
僕:やっぱ働くのはむいてないんかな、諦めようかな...
親友:まあ凪中国語うまいねんから、駅付近のブランド店探してみたらいいんちゃう?あそこ中国人観光客いっぱいおるやろ、知らんけど。

諦めの悪い男

まだ腐らずに継続するところ(この諦めの悪さは取柄ですねw)えらいぞ、凪!

ということで、中国語という自分の強みを再確認した僕は、これまでのように近所にこだわるのをやめて、駅前の商業施設に入っているブランド店の販売員にいくつか応募してみた。

するとどこもどうやら中国語人材に困っていたとのことで、全て採用をいただいてしまった。

もうこれや

嘘のように有頂天になってしまう凪(結構お調子者なんです)

たくさん失敗したことで、どうやら自分の強みが見えてきたように思う。それに「7回連続で落ちた」という話は大人になってからも通用する社交の場での大事なネタになっている。(たまにドン引きされるが..笑)

みんなそれぞれに得意不得意があって助け合って支え合っているみたいだ。でも、不得意だからと言って最初からあきらめていたら、こんな面白い話もできなかっただろうし、自分を見つめ直すこともできなかっただろう。

だから今なら心から言える。
「#挑戦してよかった」


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