ナガサワ

仕事も生活も、なるべくシンプルに丁寧にと心がけております。でも、noteに書く記事はた…

ナガサワ

仕事も生活も、なるべくシンプルに丁寧にと心がけております。でも、noteに書く記事はたぶん、最近の話や昔の旅の話、ラクガキや漫画など、ジャンルも時間も空間も、過去と現在もごちゃまぜになりそうです。

最近の記事

大山と阿夫利神社

2023年6月、神奈川県の大山へ行ってきました。 今まで一人でのんびり気ままに登山をしていましたが、今回は同行者がいます。ヨガと登山の先輩Kさんです。Kさんは積極的に登山を行うタイプで、始めた時期はそんなに大差はないけど、実績は大差があります。 一緒に行くならどこがいいかな~と相談した時に、日帰りでまだ行った事がなくて、難易度も丁度良さそうな大山に決まりました。 朝8時前、麓の駐車場から登山開始。 KさんにYAMAPの使い方を教えてもらう。 こま参道の両側には旅館や土産物屋

    • 23年ぶりのボンジョルノ

      お昼頃、JR日野駅近くで用事を済ませた。 近くでランチをしてから帰る事にして、ついでに散歩も兼ねてブラブラと歩いていた。すると、クレイジーケンバンドの横山剣さんのような、オシャレでダンディーなおじさんが、小さな店先に座っているのが見えた。 そこはかつて、老夫婦がパン屋を営んでいた場所だ。 今もパン屋のような店だが、あまりちゃんと知らなかった。 天気の良い清々しい日だったので、なんとなく入ってみた。 「ボンジョルノ」と、ネイティブの発音でイタリア語で挨拶された。 びっくりして

      • 年末年始の忙しさが続くよ。 落ち着いたらまた投稿を再開するね。

        • 都民の森へ

          冬の「都民の森」を散策して来ました。

        大山と阿夫利神社

        マガジン

        • 旅の話 エジプト編
          10本
        • お役立ち
          7本
        • 面白い漫画
          36本
        • 旅の話 オーストラリア編
          10本

        記事

          旅の話.69 ペルージャ④

          リアル脱出ゲーム ペルージャは山の上に作られた古い城郭都市なので、石造りの建物はだいたいどれも繋がっている。僕が泊まった安宿は、入口が山の上側にあるので、斜面に沿って下にも階がある。しかし、階段は簡単なバリケードで封鎖されていて降りられないようになっている。どうなっているのか気になる。 ある日、同室の台湾人ピーターとその話をしたら、彼も同じ事を考えてた。 「探検しよう」 と意気投合し、マグライトを持ってこっそり階段を降りてみた。 僕はただ探検が出来れば良かったのだが、彼の

          旅の話.69 ペルージャ④

          旅の話.68 ペルージャ③

          1999-2000シーズンのセリエA開幕戦 チケットを買いに、バスにのって競技場のレナト・クーリへ行った。 値段は対戦相手によって変わる。 今回の相手はパルマだから、高い方で35,000リラ(2100円程)だった。 やはり、この時期を狙ってペルージャに来る日本人旅行者は多かった。 僕の泊まっている安宿にも、日に日に増えて行った。 夜、景色のいいバルコニーに集まって、それぞれの旅の話をしたり聞いたりするのが楽しかった。他の国の旅人から「日本人サロン」と呼ばれていた。 誰か

          旅の話.68 ペルージャ③

          旅の話.67 ペルージャ②

          ペルージャで僕が泊まった宿は、朝9時30分から夕方16時まで外出していないといけないルールがあった。休みたい時に休めないのは不便だが、長期滞在者が居着くのを防ぐ為か、主要産業である観光の促進の為か、ここで働く人のシエスタの為か、とにかく郷に入っては郷に従うしかない。 とりあえずBAR(バールと読む)でカプチーノとパニーニで朝食。 昨日行かなかった方を散歩してみる。 日本人の「東城さん」と出会った。 彼は「イタリア以外の国でイタリア語を教える資格」を取得するために、近くの大

          旅の話.67 ペルージャ②

          旅の話.66 ペルージャ①

          ナポリの駅まで一緒に行く約束をしていた赤井さんは、寝坊して準備が遅れた。「先に駅へ行ってて」と言うので、先に出発したが、発車時刻までに来なかったので、ちゃんとお別れをできなかった。 ナポリから電車で約2時間で、ローマに着いた。 ローマもいずれ観光するけど、まずはペルージャを目指す。 ローマからフォリーニョまで進み、そこでペルージャ行きの電車を待った。 香港の女性、アリスンと知り合った。 ここでは珍しい同じアジア人だからか、自然と挨拶をし、話をした。 普段はローマでシステム

          旅の話.66 ペルージャ①

          旅の話.65 ナポリ②

          ナポリの下町、スカッパ・ナポリでカメラをひったくられた。 その夜は、怒りと悔しさで眠れなかった。 となりの部屋のテレビの音が大き過ぎる問題も抱えていた。 何をそんなに爆音で観てるんだ?と思い、自分の部屋のテレビを付け、同じチャンネルに合わせてみた。 すっげーくだらないエロ番組だった。 怒りに拍車がかかり、ムカついたので壁を叩いた。 反応がないので、壁に耳を当ててみると、大きないびきが聞こえた。 爆音の中でしか眠れない人なのか。 翌朝、赤井さんと一緒に銀行へ行った。 200

          旅の話.65 ナポリ②

          旅の話.64 ナポリ①

          ブリンディジから夜行列車に乗って、ナポリに着いた。 今はどうだか知らないけれど、当時のナポリは治安が悪いと聞いていた。 1999年8月の話だ。 「青の洞窟」のあるカプリ島へ行きたいジョセフィンとは、ここでお別れだ。知り合って約1週間だけど、結構長い間一緒にいた気がする。 僕はまず、ホテルを探した。 駅の近くにある安宿は「ホテル・コロンボ」だけだった。 1泊40,000リラ(2600円程)だった。 久しぶりの個室。 となりの部屋のテレビの音がうるさかった。 夕方、街を散歩

          旅の話.64 ナポリ①

          旅の話.63 ブリンディジ

          イタリアに到着 ギリシャのパトラから夜に出航したフェリーは、翌日の夕方にイタリアのブリンディジに着いた。 イタリア半島をよくブーツに例えるけど、それで言うと踵の下、ヒールの真ん中あたりだ。 ずっと行きたかったイタリアに、ついに来た。 この日はこの街に泊まろうと思っていて、YHの場所も確認していた。 次に行くナポリまでの切符を買おうと、先に鉄道の駅へ行ったら、今夜22時30分発の夜行列車を見つけた。これに乗っちゃうのもアリだ。 夜行列車は、移動中に窓から外の景色を楽しめない

          旅の話.63 ブリンディジ

          旅の話.62 パトラ

          アテネでスウェーデンを学ぶ アテネのホテルにて。 同行のアメリカ人姉弟オフラ&アミーが、次の目的地へ向けて出発すると、スウェーデン人の3人と僕が残った。 僕はしばしば彼らの自立した考えや、優しい振る舞いに感銘を受けていた。 当時の僕は、スウェーデンの事を何も知らなかった。 「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム監督がスウェーデン人だって事くらいで、北欧だから寒い、くらいの認識だった。彼らと数日一緒に過ごした事で、スウェーデンに興味を持つようになった。 民主主義の

          旅の話.62 パトラ

          旅の話.61 アテネ

          偶然同じフェリーに乗り合わせ、最安のデッキ席で3泊を共に過ごした8人で、港町ピレウスから電車に乗ってアテネを目指した。 イスラエル生まれのアメリカ人姉弟、オフラ&アミー プラハの大学生、ポール&レナ スウェーデン人カップル、オルフ&リナ そして、ケン坊ことジョセフィンと、僕。 新しい国に入ると、その国の物価感覚がまだ判らないので、しばらくの間買い物をする時に計算に時間が掛かったり、迷ったりする。 電車代が120Dr(ドラクマ)だった。確か1Dr=0.38円位だったと思う。

          旅の話.61 アテネ

          THE FIRST SLAM DUNK

          ※ネタバレなしです。 僕は、原作をリアルタイムにジャンプで読んでいた。 「第一部完」のあとコミックスを読み返して、それまで毎週「普通に面白い」と思って読んでいた作品が、繋げて読むと実は「とてつもなく面白い」作品だったと気付いた。 リアリティのある動きと表情、コマもセリフも多いけど実は一瞬の出来事だった思考と判断や心理描写など、画力の高い作者が、漫画だからできるスポーツの表現を突き詰めた、このジャンルの最高到達点だと思った。 なので、アニメ映画を作ると知った時は、嬉しさと

          THE FIRST SLAM DUNK

          旅の話.60 地中海をフェリーで

          イスラエルのハイファから、ギリシャのピレウスまで、地中海をフェリーで移動。デッキで3泊した。 初日の出航直後は、大勢の乗客がガヤガヤしている騒がしいデッキで3泊もするのはキツイな……と、少し後悔していた。 悪ガキグループが、タバコを吸いまくり、ゴミを捨てまくり、大騒ぎをしていて、治安が悪かった。 しかし、翌朝キプロスに着くと、悪ガキグループを含む乗客の半分以上が船を降りた。デッキは広く、静かな快適空間になった。 地中海の青色は独特で美しかった。 大型フェリーだからほとん

          旅の話.60 地中海をフェリーで

          旅の話.59 ハイファ

          ティベリアのバスターミナルでパトリックと別れた。 彼はこれからテルアビブへ行く。 僕はこれからハイファへ行く。 ハイファはイスラエルの北西にある、地中海に面した港町だ。 大きな港があって、坂道と階段の多い、小さな街だった。 ここからフェリーに乗って、ギリシャへ渡る予定だ。 なかなか丁度いい安宿がなくて、結局BethelというB&Bに泊まった。 B&Bとは、ベッド&ブレックファースト(朝食)の事だ。 つまり朝食付きで、1泊56NIS(1680円程)だ。 「今夜、山の上のシ

          旅の話.59 ハイファ