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#バスケットボール

レブロン、カリー、デュラントのうちNBA2023−2024シーズンで優勝できそうなのは誰か

レブロン、カリー、デュラントのうちNBA2023−2024シーズンで優勝できそうなのは誰か

39歳のレブロン(優勝4回経験)、36歳のカリー(優勝4回経験)、35歳のデュラント(優勝2回経験)が今シーズン優勝できる可能性はあるのか、についてESPNで記事が載っていたのでピックアップしてみた。

結論、フェニックス・サンズに属しているデュラントがこの3人の中では最も優勝できる可能性が高い、という内容である。

過去、NBAのベテランスター選手が優勝を経験したシーズンには、必ずといっていいほ

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なぜレブロン・ジェームズは衰えないのか

なぜレブロン・ジェームズは衰えないのか

今から約1年前の2023年2月、NBAレギュラーシーズン歴代総得点数においてカリーム・アブドゥル・ジャバーの記録(38,387点)を抜き、1位に躍り出たレブロン・ジェームズ。

そんな彼も2024年2月25日時点で総得点数を39,898点まで積み上げており、このままのペースでいけば前人未到の総得点数40,000点まであと数試合(4〜5試合)で達成するものと思われる。

39歳を迎えた2023−20

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レイカーズが対戦相手から3Pシュートを打たれ続け、そして入れられ続けている件をデータで検証してみた

レイカーズが対戦相手から3Pシュートを打たれ続け、そして入れられ続けている件をデータで検証してみた

ロスアンゼルス・レイカーズのエースであるアンソニー・デイビスは「どの対戦相手もレイカーズに対してシュートをよく決めてくる。我々は彼らがステフィン・カリーだと思ってプレイ(ディフェンス)しなければならない」と述べた。

果たしてレイカーズの被フィールドゴール試投数、成功数、成功率はどのくらい深刻なのか、データを調べてみた。結論、2ポイントシュートを含めたトータルの被フィールドゴール試投数、被成功数、

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今レイカーズに必要なのは3Pシューター

今レイカーズに必要なのは3Pシューター

インシーズントーナメントでチャンピオンを獲得して以降、勝率5割付近を彷徨うレイカーズ。波に乗れない理由はオフェンス、ディフェンスの観点からいろいろとあるのだと思うけれど、特に目立ってしまうのがオフェンスのうち、3Pシュートの不振だ。

下の図は、各チームにおける2Pシュート・3Pシュート・フリースローから獲得した得点の割合を示したものだが、レイカーズは28.5%で30チーム中29位。100点を仮に

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LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか

LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか

※本記事の続編を2021年10月に出しました。ぜひこちらもご覧ください。

誰も気に留めないだろうが、日本時間2月24日時点でNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズがフィールドゴール成功数12,345本、フリースロー試投数10,000本に到達した。これらの記録はさておき、レブロン・ジェームズは果たして通算得点・アシスト・リバウンド・スティール・ブロックでどこまで記録を伸ばすことができるのだろ

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LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(2)その前にKareem Abdul- Jabbarの記録を更新できるか

LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(2)その前にKareem Abdul- Jabbarの記録を更新できるか

前回の記事が意外にも好評だったので、データを最新版に更新した記事を再作成しました。果たしてレブロン・ジェームズは残りのキャリアで前人未到の通算40,000得点を達成できるのか、そしてその前に通算得点歴代1位のカリーム・アブドゥル・ジャバーの記録を抜くことができるのか、について再度予測してみます。

前回の記事をアップしたのは2020年2月で、当時は「4年後(つまり2024年シーズン)には40,00

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NBA 2021-2022シーズンで更新されそうな歴代TOP10記録を予想してみた

NBA 2021-2022シーズンで更新されそうな歴代TOP10記録を予想してみた

米国時間10月19日(日本は10月20日)に開幕されるNBA2021ー2022シーズン。というわけで、今シーズン中に更新されそうな歴代TOP 10記録を、足元のデータから予想してみました。結果を先に言ってしまうとだいたいがレブロン・ジェームズの記録更新になってしまうのですが、その中でも一つだけ「3P成功本数」だけは最高に面白いことになりそうな記録がありました(記事の終盤に載せてあります)。ぜひご覧

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過去5年のNBA優勝チームのサラリー構成から、優勝チームの傾向を探ってみた

過去5年のNBA優勝チームのサラリー構成から、優勝チームの傾向を探ってみた

少し前の話になるが、2021年−2022年のNBAはゴールデンステート・ウォリアーズの優勝を幕を閉じた。振り返ってみても、今年のウォリアーズ優勝を予想できた人は多くはないのではないだろうか。シーズン開幕当初はいわゆるスーパースター寄せ集めチームと揶揄されるレイカーズやネッツ(昔でいう巨人軍)が優勝候補筆頭との声が多かったが、やはりバスケットボールはチームスポーツだからか、単純に強い個を集めてきても

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LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(3)その鍵となるのは3Pシュート

LeBron Jamesは通算40,000得点に到達できるか(3)その鍵となるのは3Pシュート

以下、上記の記事の和訳・意訳、データを交えつつ、レブロンのオフェンスの変遷と、今後の得点積み上げの鍵となる3P シュートについて言及します。

2022-23シーズン、レブロン・ジェームズはカリーム・アブドゥル=ジャバーを抜き、NBA通算得点で歴代1位に君臨した。一方、フィールドゴール試投数を見れば、アブドゥル・ジャバーよりも63本少なく、フィールドゴール成功に至っては1,685本も少ない。どうや

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NBA2023-24シーズンのパワーフォワードランキングTOP24に八村塁が入った理由

NBA2023-24シーズンのパワーフォワードランキングTOP24に八村塁が入った理由

NBA関連の情報を取り扱うメディア、HoopsHypeによる2023-24パワーフォワードランキングで、レイカーズの八村類が23位にランクイン。ポジションレスが進むNBAにおいて、スモールフォワード・パワーフォワード・センターを明確に区分することが難しい中ではあるものの、現在NBAには約90名のパワーフォワードが在籍する中(ESPNより)、八村は今回上位層の群に入ったことは間違いない。なお、1位か

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NBA2023-24シーズン予想いろいろ(ESPN)

NBA2023-24シーズン予想いろいろ(ESPN)

来月から始まるNBAの2023-24シーズンについて、「どのチームが優勝するか」「誰がベストプレイヤーか」「ハーデンはシーズン開幕時どこのチームにいるか」等、ESPNが15人のスカウト、コーチ、そしてエグゼクティブから投票を受けた結果がこちら。

1.現時点のベストプレイヤーは?
・ニコラ・ヨキッチ 13票
・ギアニス・アンテトクンポ 2票

これほほぼ異論がないだろう。あんなに背が高くてスピード

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2023-2024シーズンから始まったNBAのインシーズントーナメントとは

2023-2024シーズンから始まったNBAのインシーズントーナメントとは

NBAのインシーズントーナメント(※レギュラーシーズン中に開催されるトーナメント)が先週11月3日からついに始まった。今シーズンから開始される新たな試みであり、「そもそもインシーズントーナメントとは何か」「どのようなトーナメントなのか」「なぜ始まったのか」などの疑問について答えてくれるサイトをESPNで見つけたので(冒頭リンクご参照)、以下概要を和訳しておきたい。

個人的な感想であるが、優勝チー

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コーナーからの3PシュートはNBAで如何にして最も効率の良いシュートとなったか

コーナーからの3PシュートはNBAで如何にして最も効率の良いシュートとなったか

バスケット上のコートで最も狭いスペースであるコーナーエリアは、現代バスケットボールで最も効率性の高い、最も重要なシュートエリアとなっている。そんな内容の記事が書かれた非常に面白い記事を見つけた。以下、データも挿入しつつ和訳していきたい。

(以下、記事の概要。完訳ではありません)

1.NBAにおけるコーナー3ポイントの重要性

2023年現在、コーナーからの3ポイントシュートはNBAにおいて主要

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ニコラ・ヨキッチは静かに暮らしたい

ニコラ・ヨキッチは静かに暮らしたい

NBAのスーパースターである「ジョーカー」ことニコラ・ヨキッチの深いコメント。彼とてスター選手である前に一人の人間。家族とゆっくり過ごしたいという思いが伝わってくる、肩肘を張らない等身大のコメントを読んで、改めてニコラ・ヨキッチが好きになった。

あまり目立ちたがりでもないし都会の派手な暮らしが好きでもなさそうだから、出来ればヨキッチにはこのままデンバーでバスケットボール選手としてのキャリアを終え

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