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子どもを観察する時、とても沢山の観点があります。

全身の様子、頭の大きさ、手足の大きさ、部分の様子、被いの厚さ、
くすみや輝き、三分節、四分節、十二感覚、構造的な問題、歩き方・・・・など、様々な観点で観察することがとても大切です。
 

ところが、特にシュタイナー教育では、その数多くの要素の中で、
『四つの気質』だけが、非常に有名な様です。

この観点を用いて、『この子は○○質なのでこうなのです』と言われることがあるかも知れませんね。

ところが、現代の日本では、
それ以前の様々な要素が、より多く関与しているために、
本来の気質が、極端に見えにくくなっている気がします。

アセスメントをしてみると、表面に現れている子どもの『行動』は、
他の原因によって『強いられている』だけであって、
実際にはその子の『気質』の問題ではないことがとてもよくあるのです。

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