永野間かおり

産後ケアを広めるNPO法人マドレボニータの理事・事務局次長 。札幌在住。

永野間かおり

産後ケアを広めるNPO法人マドレボニータの理事・事務局次長 。札幌在住。

マガジン

  • 0歳児の母へ!マドレボニータのオンライン産後ケアプロジェクト

    • 31本

    オンライン産後ケアプロジェクト開発・普及に携わるインストラクターたちが、教室開催のスケジュールや、レッスンの模様、またプロジェクトの舞台裏や、そこで感じたことなどをまとめています。

最近の記事

【2023.9】天使大学大学院で未来の助産師に講義「すべての家族に産後ケア」の意味と意義

先週末、天使大学大学院助産研究科2年の学生さんを対象に、「『すべての家族に産後ケア』の意味と意義」と題した、90分の講義を担当しました。 助産師をめざす学生さんへの講義も、続けてご依頼いただいて早や4年目。 昨年まではコロナ禍のためオンライン教室の体験受講と、対面での講義でしたが、今年は 産後ケア札幌教室 9月コースにも直接実習参加いただくことができました。 以前、産後ケア教室参加者で助産師さんがいらして、彼女から、 「助産師が知るのは“出産するまで”の妊婦さんの時期

    • 産後も「はたらく女性・大人」も“ 必要なこと”は同じ

      自治労北海道道東地方本部釧根ブロック女性部女性交流集会にて、「心と体のセルフケアぷち講座&働き方についてのお話会」を担当させていただきました。 ご参加者は道東の自治体職員のみなさんで、職種もはたらく場も、さまざま。共通項は、「はたらく女性」だということ。 そんな参加者のみなさんが、健康で自分らしくいきいきとはたらくには、「体力」と「コミュニケーション」が必要だと、講座準備を進める中で気づきました。 そしてそれは、「母になった女性と産後家庭」に必要なものと、全く同じ。

      • 【2023/7/14(金)配信】日本NPO学会・参加報告会

        6月10・11日に京都で行われた日本NPO学会 第25回研究大会。   ▶️参加報告記事はこちらからお読みいただけます。   その実践報告で発表した内容と、得た気づきや学びを、マドレボニータ理事の 永野間 かおりと、 マドレボニータのファウンダーでもあり、NPO法人 シングルマザーズシスターフッド 代表の吉岡マコさんと理事の佐藤絵理さんが   LIVE配信で語り合います!     お申し込みは不要・当日時間になりましたらイベントページよりご視聴いただけます。     🔽

        • 【組織運営】ウォロ特集連動セミナー「不祥事の防止と対策」に参加して

          2020年から、マドレボニータの経営チームでコンプライアンス担当をしています。 団体内でハラスメント対策を進め、NPO団体などが集まる勉強会で自分たちの取り組みを発表する機会も、これまで何度かいただいてきました。 そうやって担当する中でわかったことは、ハラスメントも不祥事も、人が集まって活動する以上、いつでもどこでも問題の芽はあるということ。 これをしたから盤石なんていうことはなく、予防はもちろん、それ以上に「実際に問題が起きてしまった場合」の対策・対応が大切だというこ

        マガジン

        • 0歳児の母へ!マドレボニータのオンライン産後ケアプロジェクト
          31本

        記事

          【2021.10】継続2年目・未来の助産師さんに「取り組む産後ケア」〜天使大学大学院で講義

          札幌の天使大学大学院2年生のみなさんを対象に、講義「産後女性の心身の変化〜『取り組む』産後ケアの現場から〜」を担当させていただきました。昨年に続いて、2年目の講義。 昨年の講義を振り返り、どうしたらより、産後女性の体感や感情をイメージしやすくなるかな?と考え、今回は産後ケア教室のエクササイズと対話にじっくり取り組んでいただいた。すると、実感や想像力を伴ったご感想をその場で聞くことができて、とてもよかった…! 「普段の産後ケア教室では、この倍ぐらいエクササイズしますよ」に、

          【2021.10】継続2年目・未来の助産師さんに「取り組む産後ケア」〜天使大学大学院で講義

          【2020】未来の助産師さんへ取り組む産後ケアを・天使大学大学院にて講義担当しました

          今月初めに、札幌の天使大学大学院助産研究科2年生の皆さんを対象に、「出産後の女性の体と心の変化〜取り組む産後ケアの現場から〜」と題して、90分の講義を担当させていただきました。 支援者・未来の支援者の方たちにマドレボニータの″取り組む産後ケア”を伝えるのは、私が産後ケアの仕事を始めた10年前からの願いの一つでした。 ただ当事者の産後女性・家族に産後ケアを伝え広めるのではなく、産後の実態を社会に広く伝え、「新しい普通・当たり前」を作ることが、私がしたい仕事だからです。 だか

          【2020】未来の助産師さんへ取り組む産後ケアを・天使大学大学院にて講義担当しました

          他団体の応援を受けて・手を取り合って・ともに支援の輪を広げていくこと

          NPO法人マドレボニータ のオンライン産後ケア教室(4回コース)。 7月コースから【産後1年未満の方】420組に受講料補助(全額)で参加いただけるようになりました。 マドレボニータのインストラクターたちが自宅の一室から、全国の産後女性たちにオンラインで届けている産後ケア。 おかげさまで、現在オンライン産後ケア教室(4回)9月コースまでは全コース満席・10月コースは8月5日受付開始です。 本文にも記載されているように、オンライン産後ケア教室受講料補助は、mixi創業者で

          他団体の応援を受けて・手を取り合って・ともに支援の輪を広げていくこと

          コロナ禍でやさぐれた私が、オンライン産後セルフケアプログラム開発に携わるまで

          私は認定NPO法人マドレボニータ産後セルフケアインストラクターとして、普段は産後ケア札幌教室を担当しています。 ・・・が、このコロナ禍で、3月より産後ケア札幌教室は完全休講状態。 それでも、お申し込みや問い合わせをいただきます。 でも、感染者が全国に先駆けて出始め、その数も増減を繰り返す札幌では、赤ちゃんと産後女性に感染のリスクがあることを考えると、すぐの教室再開は私は考えられませんでした。 正直、落ち込んだし、泣いたし、怒ったし、やさぐれました・・・! 「コロナめ

          コロナ禍でやさぐれた私が、オンライン産後セルフケアプログラム開発に携わるまで

          父のしごと

          道東の知り合いに創ってもらった、ヒンメリ。 その両サイドに、岩手の父(元・大工さん)が創ったぐるぐるした木工細工が仲間入りした。 ぐるぐるの下に、手持ちの大振りのピアスを吊り下げたら、キラッと光ってより美しい。 夜、仕事を終えて、夕飯もお風呂も済ませて、部屋の灯りを落として見てると、なんだかやけにホッとする。 父は大工の仕事を引退する数年前から、離れて暮らす私に電話でこんな不安を語っていた。 「大工を辞めだら、おらぁ一体何せばええんだがなぁ?おらぁ酒もタバコもやらね

          【アンケート結果公開】札幌・産前産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」2019/11/17開催

          11月17日、札幌母子福祉センターにて開催した、マドレボニータ北海道キャラバン、産前・産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」。 当日参加されたみなさまからご記入いただいたアンケート結果をご紹介します ご協力・掲載にご快諾くださったみなさま、ありがとうございます。 ●進行、内容、ワーク、すべてにおいて計画されていて、すばらしいと思いました。特に説明がわかりやすいこと、ロールプレイを見せていただいた事など。(匿名) ●最後の感想のコメントを聞いて

          【アンケート結果公開】札幌・産前産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」2019/11/17開催

          【2019.11月 札幌開催報告】産前・産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」

          11月17日(日)、札幌の北海道母子福祉センターにて産前・産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」を開催しました。 当日はなんと雪! そんな中、札幌市内はもちろん、千歳や江別、遠くはオホーツク北見からも(!)、助産師さんや保健師さんに看護師さん、鍼灸師さんや保育士さん、インストラクター・講師として産後女性や親子向けの教室を主宰されている方など、さまざまな地域から多様な背景のみなさんにご参加いただきました。 午前中は北海道助産師会会長で、札幌市産後ケ

          【2019.11月 札幌開催報告】産前・産後ケアに携わる方のための「支援者に必要なあり方とコミュニティ」

          【2018.11月】助産師さんのための「産後の身体と心をつくる健康教室」【北海道助産師会研修・開催報告】

          先週土曜11/17に北海道助産師会さまよりご依頼いただきました 助産師能力向上研修「産後の心と身体をつくる健康教室」を、 ご参加者10名で無事に開催・終了しました。 助産師のみなさん、普段、産後ケア教室で行うバランスボール有酸素運動とシェアリングにも、楽しく果敢に取り組んでくださいました。 楽しむ姿勢はもしかしたらさん産後女性以上だったかも?! 「思ったより激しいのね」「気持ちいい!」のお声に、 実際に取り組んでみていただいて、初めて実感できることがあるのだなぁと思いました

          【2018.11月】助産師さんのための「産後の身体と心をつくる健康教室」【北海道助産師会研修・開催報告】

          産後ケアを知って怒った私【7年専業主婦だった私がはたらく母になるまでの話①】

          私は2011年から認定NPO法人マドレボニータの産後セルフケアインストラクターをしています。 産後ケア教室でよく、 「専業主婦からなぜマドレボニータのインストラクターになったんですか?」 と聞かれます。  そこで、産後ケアを伝える私が経験した産後と、産後ケアを仕事にしている理由をまとめます。 産後ケアを知って怒った私 「…やっぱりちゃんとあるじゃない!」 2007年の冬、二男妊娠中の大きなお腹を抱えた私は怒っていました。 手には『母になった女性のための産後のボ

          産後ケアを知って怒った私【7年専業主婦だった私がはたらく母になるまでの話①】