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【2018.11月】助産師さんのための「産後の身体と心をつくる健康教室」【北海道助産師会研修・開催報告】


先週土曜11/17に北海道助産師会さまよりご依頼いただきました 助産師能力向上研修「産後の心と身体をつくる健康教室」を、 ご参加者10名で無事に開催・終了しました。

助産師のみなさん、普段、産後ケア教室で行うバランスボール有酸素運動とシェアリングにも、楽しく果敢に取り組んでくださいました。 楽しむ姿勢はもしかしたらさん産後女性以上だったかも?! 「思ったより激しいのね」「気持ちいい!」のお声に、 実際に取り組んでみていただいて、初めて実感できることがあるのだなぁと思いました。

こちらは、コミュニケーションのシェアリングワークの様子。 普段、妊婦さん・産後・子育て中の女性やそのご家族の話をじっくり聞いて、 受けとめることも仕事の助産師さん。 その助産師さん自身も、こうして数分間、遮られずに自分の話を最後までじっくり聞いてもらう ワークに取り組んだことで、「聴いてもらうっていいな」と聴くことのパワーを再確認されたそうです。 普段当たり前にしていることを、してもらう側に立つことで、 あらためて確認できることってありますよね^^ こんな風に、誰かをケアする側こそ、意識的に自分を表現したりケアするのが大切。 私も産後ケアの仕事をする中で、ここはすごく大事にしています^^

こちらはゴロンして休んでいる訳ではなく、出産後一休みした後から取り組んでほしい NEW産褥体操というセルフケア実技の実習。 2人ペアになって、助産師役・産褥婦役になってのロールプレイでは、 すぐに現場で実践いただけそうな伝え方に、さすが助産師さん!と。

「マドレボニータのパンフレットを配布したい!」 「産後ケアバトン制度で双子の母はどのくらい受け入れ可能?」 そんなお声もいただき、札幌・北海道全体で専門職の方達とつながりをもって すべての家族に産後ケアの知識を届ける第一歩…!と、とてもありがたい時間でした。 出産介助はもちろん、産後ケア受け入れや新生児訪問など、 日々お忙しい中参加くださいました助産師のみなさん、今回お声がけくださいました高室先生、 準備に伴走くださったマドレボニータ吉岡マコ代表、ありがとうございました!

実は、今年は本講座以外にも、クローズドで保健師さんなど専門職の方向けに 「取り組む産後ケア」を講義形式・体験形式でお伝えする機会をいただいています。 私が産後ケアの仕事を始めてからの目標の一つが、 「助産師さん・保健師さん・保育士さんにも産後ケアを知っていただく機会をもつ」でした。 「受ける産後ケア」の後には、産後女性自身が力を発揮して自信をつけ、 その後を力強く生きるために「取り組む産後ケア」が必要なことを知ってほしい。 ちょっとずつだけれど、目標や夢が確実に叶っています。

 

また、こういった機会をいただくおかげで、 「産後ケア教室」という「現場」をもつ私たちだからこそ、 国の調査だけでは見えてこない産後女性のリアルな声・データをもって、 本当に必要な産後の支援を具体的に伝えられるんだと、自信にもなりました。 妊娠・出産・母子保健・子育て支援のプロフェッショナルのみなさんとつながりをもって、 連携して、すべての家族に産後ケアの知識を普及していきます。