食から読むギリシャ神話〜農耕の女神で小麦の母チェーレレのはなし〜
今のイタリア料理に欠かすことのできない食材を持って来たのが紀元前8世紀の古代ギリシャ人。イタリアの食の歴史をたどってみてもその時代の記録はほとんどないので、文学やら絵画からうかがい知るしかありません。
そこでまず神話の中の食に関する話を探してみたいと思います。そこには色々な意味が隠されているので、しばらくの間お付き合いください。
「農耕の女神で小麦の母チェーレレのはなし」
麦を手にするチェーレレ
イタリアの食のを探っていると、原点が紀元前8世紀にイタリアに移住してきた