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イタリア食の万華鏡 〜皿の向こうに何が見えた?〜

長本和子がマニアックなイタリアの食文化について色々お話しするページです。 料理の作り方とレシピ、その背景。イタリアのホテル学校の教科書から、取材に行った食材の話。ともかく…
西欧の神話にはオリーヴ、月桂樹、アーモンド、小麦などがシンボルとして描かれていて、どんなストーリー…
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#イタリア料理

食から読むギリシャ神話〜プロメテウスの火とヴルカヌスの鍋 前編〜

小学生のころ、親にせがんで買ってもらったのが「ギリシャ神話」。 そこに広がるのは今までの…

長本和子
3年前
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【レシピ】ドゥーロ小麦とじゃがいものカヴァテッリ 豚肉のラグー

ドゥーロ小麦の大産地プーリアでは、オレッキエッテをはじめ手打ちショートパスタがよく作られ…

長本和子
3年前
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食から読むギリシャ神話 〜豚と女神マイア 後編〜

前回は豚の女神マイアと古代ローマ人の食事情を探ってみましたが、今回はイタリアの豚料理をみ…

長本和子
3年前
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【レシピ】肉団子と卵白とリコッタで作るシチリアのスッシェッドゥ

ひもとけば、9世紀にシチリアを占領したアラブ人たちの料理だとか。 なぜ興味を惹かれたかと…

長本和子
3年前
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食から読むギリシャ神話〜ハチミツとアリスタイオス 前編〜

前回のオリーヴと前々回の小麦につづいて、食からギリシャ神話を読みます。今回のテーマはハチ…

長本和子
3年前
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食から読むギリシャ神話〜オリーヴはアテナの贈り物〜

前回の「農耕の女神で小麦の母チェーレレのはなし」に引き続き、ギリシャ神話に出てくる食べ物…

長本和子
3年前
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食から読むギリシャ神話〜農耕の女神で小麦の母チェーレレのはなし〜

今のイタリア料理に欠かすことのできない食材を持って来たのが紀元前8世紀の古代ギリシャ人。イタリアの食の歴史をたどってみてもその時代の記録はほとんどないので、文学やら絵画からうかがい知るしかありません。 そこでまず神話の中の食に関する話を探してみたいと思います。そこには色々な意味が隠されているので、しばらくの間お付き合いください。 「農耕の女神で小麦の母チェーレレのはなし」 麦を手にするチェーレレ イタリアの食のを探っていると、原点が紀元前8世紀にイタリアに移住してきた

古代ローマから続くイタリア人の食事風景

「イタリアでは、料理店でも家庭で食べるようなものを出しているんですか」そんな質問が、若手…

長本和子
3年前
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ホメロスの食事場面の話〜古代ギリシャとイタリア料理の関係〜

このところ、古代ギリシャの食にはまっている。 私が愛してやまないのはイタリア郷土料理だが…

長本和子
3年前
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イタリアで蕎麦を食べる人たち〜ヴァルテッリーナの郷土料理〜

「イタリアで蕎麦が大好きな人たちがいます」と小学校の特別授業にで話したら、「お醤油はある…

長本和子
3年前
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【レシピ】 グリーンピースとソラマメを練りこんだ春のニョッキ

このニョッキは郷土料理ではありませんが、ジャガイモの色を加えて変化を出した新しい料理が色…

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長本和子
3年前
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【 レシピ 】ホクホク! サビーナ風レンズ豆と栗のニョッキ

サビーナはローマから山側に入った土地です。丘陵地帯には栗が植えられているので、自然に料理…

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長本和子
3年前
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【 レシピ 】オーブンでこんがり 〜セモリナ粉を使ったローマ風ニョッキ〜

ローマ風ニョッキという名前でも、どうやらローマ以外の北イタリアで作られたらしい…実際に牛…

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長本和子
3年前
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【 レシピ 】 唐辛子コンクール優勝 〜小エビと唐辛子ペーストのカラブリア風ニョッキ〜

カラブリア州にある唐辛子アカデミー主催のフェスタ‘97年優勝レシピを元に作りました。 このアカデミーは特産品の唐辛子を軸に町おこしをしている団体で、唐辛子を使った商品開発や出版などをしています。中でも唐辛子を使った料理コンクールには数万人の人が集まる大行事となりました。 ジャガイモのニョッキは北イタリアに多いのですが、唐辛子、トマト、ニンニク、ルーコラなど南の食材を使っているこの料理からは、南イタリアのにおいがします。

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