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食から読むギリシャ神話〜ハチミツとアリスタイオス 前編〜

前回のオリーヴ前々回の小麦につづいて、食からギリシャ神話を読みます。今回のテーマはハチミツ。

「ハチミツとアリスタイオス」
何しろイタリアの食の歴史は桁が違うので、簡単に2000年もさかのぼるものが見つけられる。例えばローマのバールで見かける「コペータ」というお菓子。

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クルミをハチミツ固めして月桂樹の上に乗せたもので、時々コショウがアクセントに入っていることもある。これがなぜ古くからあるかと言えば、ポイントはハチミツを使っていることだ。コショウの方は辛みを得るものというよりも、東方から来た高価な食材という意味合い。

古代ローマ時代の料理書を見ると、ハチミツはワインに入れたり、古代ローマ版焼き豚のつけ汁に入れたり、元祖南蛮漬けに加えたりするほど大活躍しているのだ。

もちろんドルチェにも使われているが、砂糖を使ったドルチェと決定的に違うのは、ハチミツを小麦粉と混ぜないという事。混ぜて焼いてしまうと、それこそ固くなって文字通り歯が立たないお菓子になってしまうのですよ。では古代のドルチェはどのように作られていたのか。生地は基本的に甘くなく、その上にハチミツをかけているものがほとんどだ。

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西欧の神話にはオリーヴ、月桂樹、アーモンド、小麦などがシンボルとして描かれていて、どんなストーリーがあるのか。 リゾットの歴史と地方性やニョッキはどこから来たのか。 そして過去に書いたエッセイなどを掲載します。

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