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頭ではわかるけど腑に落ちない

こんにちは、永川万喜です。


誰でも悩んだり迷ったりしたら
人に相談することがあると思います。

そしてアドバイスを聞いて

言っていることは
頭ではわかるんだけど…

となったことも
誰でも一度はあるのではないでしょうか。


人間の意識には
顕在意識と潜在意識とがある。
顕在意識とは、私たちが意識できる意識。
潜在意識とは、私たちが意識できない意識。

意識意識と、なんだかややこいですね。

最近ではすっかりその概念が
定着してきた感じがします。


これまでの教育、社会において
「思考を使うこと」を
よしとされてきた私たちは
なんでも頭、つまり
顕在意識で理解したがります。

確かに頭で理解することも大事です。
そうすることで納得して
スッキリすることもたくさんあります。
でも、同じように頭で理屈を理解しても
納得できない時がある。

そういう時は、あなたの
顕在意識と潜在意識とに
ズレがあります。


例えば、

小さい頃、仕事していた母親が
いつもキリキリ怒ってばかりだった。
下に弟がいて、母はそちらに
手がかかりっきり。
私は「お姉ちゃんなんだから」と
我慢してばかりだった。
今でも母には本音が言えない。
弟は言いたい放題でうらやましい。

子どもの頃の経験から
親との関係に悩んでいる人が

「お母さんも人間だからね。
仕事と小さい子どもふたりのお世話で
いっぱいいっぱいで
余裕がない時もあったんだよ。
お母さんはお母さんなりに
あなたを愛してたんじゃないかな?」

と言われても

大人になった今なら
母のそういう事情もわかるけど…
どうしたら母に本音を
言えるようになるの?
私だって弟みたいに
かわいがってほしかった。

と、なかなか心から納得は
できないのではないでしょうか。


この例の場合、頭では

母もひとりの人間で
いっぱいいっぱいだっただけ。
私を愛していないわけではない。

とわかっていても、
潜在意識では

私は母に愛されていない。
私は我慢しなければならない。

と思っているので
母親の背景を汲み取るだけでは
悩みの根本の解決は難しいです。


私のセッションでは
ただ問題の構造を頭で理解する
だけではなく
顕在意識と潜在意識を一致させる
ところまで取り扱っています。


頭ではわかるけど…の時。
あなたの顕在意識と潜在意識の
どこにずれがあるのかを
見つけてあげることが必要です。

大抵の場合、自分が気づいていない
思い込みがあります。

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