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俳句、短詩

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自分の俳句作品や、鑑賞、思いなど気ままにまとめています。また、短歌などの短詩形作品などについても触れています。
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2023年2月の記事一覧

【俳句20句】第27回豆の木賞 受賞作

【俳句20句】第27回豆の木賞 受賞作

「豆の木」とは超結社俳句会。
幽霊部員のように末席に名を連ねております。
春以降に新しい号が出る予定で
(というか、これから原稿を纏めねばならない(^^;)、
その号に第28回豆の木賞作品が掲載されます。

そこで、この機会に一年前の受賞作を
noteで公開します。
ご笑覧願えれば幸いです。

◆第27回(2021年)20句競作豆の木賞

調律師

柏柳明子

満月に盗られてしまふ鏡かな
帚木や音

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俳句の「題」、どう捉えるか

俳句の「題」、どう捉えるか

題が「難しい!」ってどういうことだろう?

俳句講座を毎月担当していますが、そのほとんどでは、次回の題(兼題)として生徒さんに季語を提示、講座当日に作品を毎回提出してもらいます。
そして、作品を基に句会を行っています(自治体等では鑑賞スタイル)。

この題、季節ごとに歳時記を見て時候や天文などの様々なジャンルから
なるべく偏りがないように出しているのですが、提示した題について句会中・後に「難しい!

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【俳句・私見】破調(字余り・字足らず)、句またがり

【俳句・私見】破調(字余り・字足らず)、句またがり

先般、「句またがりをやってみたい!」という生徒さんの声を受けて
「だったら、破調(字余り・字足らず)もこの際に!」と
それらの形式の特徴と効果に関する俳句講座用の資料を作成しました。

資料を作ってみて痛感したのが、経験で分かっていることを言語化して説明することは難しい! ということ(^^;

私は俳句講座などに行かず、句会で経験しながら色々覚えたクチ。
「わかっていても、いざ説明するとしたらどう

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