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木庭 有生子&撫子 Koba Yuiko&Nadeshiko
2017年10月28日 23:51
夜、次の予定の前にぽっかりと時間が空いたので、フランソワ・オゾン監督の新作『婚約者の友人』を観た。シネスイッチ銀座で映画が終わるのが21時5分。汐留に21時半前には着きたかったので、歩くとギリギリかなとちょっと迷い、ほかの映画も探してみた。けれどやはり無理をしてでもコレだな、と。オゾン監督の映画は静かな語り口で押し付けがましくない。毅然とした強さがある。襟を正すような作品が多い。今日はそんな映
2017年10月23日 20:10
台風一過の今朝。増水した多摩川で、濁流のなかを救助される男性の様子をテレビで観た。生放送の映像だった。咄嗟に『岸辺のアルバム』が浮かんで、頭から離れなくなった。『岸辺のアルバム』は、74年の多摩川水害をモチーフに、ある家族を描いたテレビドラマである。脚本は山田太一。TBSが制作し、77年に放送された名作だ。当時わたしはまだ子供で、脚本家を目指すようになった高校生の頃にシナリオを読んだ記
2017年10月19日 14:49
冷たい雨が降り続いている。わたしは晴れた日より雪の日より、雨の日が好きだ。季節も春より秋が好き。だから秋の長雨は大歓迎。できれば今日のような日は一日中外にでないで、静かに家のなかで、雨の音を聴いていたい。韓国では鬼のことを【トッケビ】というそうだ。CS衛星放送で現在放送中のドラマ『トッケビ』では主人公のトッケビ(演じているのは映画『新感染』のコン・ユ)が哀しむと、雨が降る。深く哀しむ