千葉駅と私｜10年で変わるもの・変わらないもの【#熟成下書き】

途中まで書いて寝かせておいた
#熟成下書き を公開します。

こんばんは。

深夜がんばり隊。

先日の続きですね、友達に会いました。

今日は、千葉駅の変化に戸惑った話。

知っている人は知っている、
私が千葉に住んでいたことを。

千葉県内の大学に進学した私の
『暗黒の時代』と呼ばれる2年を。

大学は経済学部、俗に言うFラン大学。

男女比は６：４とか７：３くらい、
男子が多い大学でした。

そこで私が身につけたのは、3つの中国語。

「ダージャンハオ」こんにちは
「ラオシーハオ」こんにちは（先生向け）
「ウォーシー〇〇」（私の名前は～です）

経済に関しては何一つ身につけてません。

世の中には一定数、こういう学生いる。

高い学費に見合わない学力と、
ソウジャナイ知識経験を身につける学生。

親が泣いてるよ。

そんな時に出会った友達で、
私の何もかも全てを知る唯一の人。

全てを知るってことは、
私の弱みも握っている脅威でもあります。

でも、
その不安が現実になることはない。

それだけ信用できる、
私が全幅の信頼を置くただひとりの人類。

10年前、
私が遊び歩いていた千葉駅は工事中でした。

至る所に工事看板があり、
フェンスがあり、壁一面に養生シート！

私のなかで時が止まっていた千葉駅、
今でも工事中だと思ってた。

それが、久しぶりに降り立ったらすごい！

まず、ちゃんと駅になってました。笑

養生シートもフェンスは消え去って、
鮮やかな広告看板やポスター、
よく見るJRっぽい装飾がされた改札内。

改札を出れば、駅直通の大きな駅ビル。

駅ビルにはアパレルショップや雑貨屋が
たくさん入っていて、
大好きなくまざわ書店も！

駅を出て歓楽街に進んでいくと、
おおきなヨドバシカメラ！

これも、昔はなかったよ？！

あの頃、キャバクラのキャッチが
タバコをふかしながら立っていた
丸っこい広場はなくなってました。

千葉駅周辺はタバコの吸殻もゴミも減って、
清潔で健全な街になっていました。

本当に、10年って長いんですね。

こんなに街が変わるんだ…。

ただ、
すべて健全で清潔になったわけではない。

どんどん進んでいくと、
なんだか懐かしいゴミが散らかった道路。

朝10時くらいだったんだけど、
きっと退勤直後のキャバクラのお兄さんが
ダルそうに歩いていて、
開店前か閉店後かわからない飲食店に
出入りする業者がチラホラと。

夜の街って、
実は昼間に歩いてみると面白い。

千葉駅周辺は栄えた地域ではないから、
歌舞伎町や北新地をイメージすると
もちろんガッカリするけどね。

オフィス街の清潔でまっとうな賑わい、
住宅街の穏やかな空間とは無縁の
薄汚くて気だるい雰囲気。

夜になれば煌びやかなネオンが灯って、
活気に満ちた華やかな空間になるけど、
昼間は目も当てられないって感じ。

昔の話に戻るけど、
暗黒の時代は辛いものだった。

本当に鬱屈としてて、やる気がなくて、
毎日オーバードーズで朦朧としていて、
両腕は傷だらけ。

今思い出してもかわいそう。

本人が同情するほど、
どん底まで病んでた。

でも、私をつくるには必要な時間で、
あの時期に経験したことは酸いも甘いも
大切な記憶のひとかけらです。

それをふとした瞬間に思い出して、
別に何か変わるってわけじゃないけどね。

「懐かしく愛おしい日々はいつ？」
って聞かれたら、
間違いなく暗黒の時代を挙げる。

何を病んでるのかわからないほど病んで、
引きこもって擦れてた若き日の私、
めっちゃ愛おしいでしょw

10年で千葉駅が完成したように
私もひとりの人間として完成しました。

久しぶりにあの場所に立って、
なんかスッキリっていうか、
みんな変わっていくんだなって。

ずっと変わらないでいてほしい、
あってほしい場所があるかもしれないけど、
形あるものはずっと変えずに残せない。

あの頃、ひたすら病んでた私は、
今も病んでるけど落ち着いてきて、
Webライターって仕事を見つけた。

一緒に若気の至りを謳歌した友達も、
手に職を付けてたくさんの人を救ってる。

大人になると10年ってあっという間で、
0歳が10歳になるほどの成長はないけど、
それなりに成長して変わるんだなって。

まだ未完成だった10代後半の時期に、
地元を離れて都会に出て、
ひたすら病んで闇をきわめておいて
本当に良かった。

そんなことを思った話でした。

最後まで読んでいただいて、
ありがとうございました🙇‍♀️