Nachico TOKUDA

休憩活動家(主な活動: 休憩) http://www.nachico.net/

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最近の記事

選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その4

続きはまた明日と言っておきながら、3日が経ってしまった。 つづきです。 結婚で名字を変えたくない理由は、人それぞれだという話をしています。 「その3」では、「名義変更がめんどくさい(精神的・時間的・経済的に負担)」「名義変更の時だけじゃなく、その後の人生でも、旧姓と新姓が両方自分の姓であることを証明しなくてはならない」「使い分けが手間、使い分けにリスクが伴う」「職場で、結婚前の姓を使い続けることができない」「キャリアが断絶してしまう」をご紹介しまして、そして、「結婚は2人

    • 選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その3

      一昨日、昨日のつづき。 さ〜て、結婚で改姓したくない(あるいは、したくなかった)理由、いくつ思いつきましたかね? さっそく行ってみましょう。 今日は、いろんな人のツイートも貼ってみるナリ。(コロ助風に言ってみた) 名義変更がめんどくさい(精神的・時間的・経済的に負担) 何はなくとも、やっぱこれ。 私の、改姓したくない理由No.1。 めんどくさすぎるやろ。 全部終えるのに1年以上かかったなんて話もある(あれもあった…これもあった…ってなるの、目に見えてる)。 役所関係と

      • 選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その2

        昨日のつづき。 ネットで「(選択的)夫婦別姓」について検索してみると、実際に、結婚に伴う改姓をしたことで、苦労した人たちの話がたくさん出てきた(苦労し続けている人たちもたくさん)。 ※情報収集する時、Twitterにかなり助けられたことを特記しておく。 最初の感想としては、 「私が聞いたことがなかっただけで、改姓したくない人って、実はいっぱいいるんじゃん!(ほーらみろ!!)」って思った。 この「聞いたことがなかった」ってのも、偶然そうだったというよりは、要は、男性優位社

        • 選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その1

          「選択的夫婦別姓」がTwitterのトレンドになり、議論が盛り上がってきた印象があるので、とりあえず言いたいことを書いておこうと思う。 初心者さんに向けて優しく解説したい気持ちもあるが、そういうのは「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」のHPや井田奈穂さん(nanaさん)たちのアカウントにまかせて、今日はとにかく言いたいことをつらつら書こうと思う。 特に、直接の友人や知り合いが、この「選択的夫婦別姓」のイシューに興味を持ってくれるきっかけになったらいいなと思っている。

        選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その4

          産むと、産まないの、ボーダー上で。(1)

          子どもは好きじゃない 好きじゃないが、流石に邪険には接しない どんな子どもも、誰かにとっての大切な人と思えば、 大切に接しようと思うし、 自分が子どもの頃に、傷つくことが多くて、 それが成長してからもずっと生きづらさにつながっていたので できるだけそういう人が減るように、 子どもは子どもというだけで、大切にしたいと思う (「平和は子どもから始まる」という言葉、好きです) でも、総体としての子どもは自分にとって 興味の惹かれる存在かというと、そんなことはない わかりや

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          産むと、産まないの、ボーダー上で。(1)

          ピースボートの人たちは

          本当はみんな、ただ遊んでいたいんだと思う。 この、豊かで美しい、地球の上でさ。 だって、本当に、人生を楽しむことが好きな人たちなんだもん。 飲んで、踊って、しゃべって、笑って、遊んで。 そういう時空間を心の底から楽しんでいたいって、 いっつも思ってるんじゃないかな。 「偽善だ」とか「宗教だ」とかなんとか言われながら、 いろんな活動をしたりするんじゃなくてさ。 だけど、今日も世界のどこかで苦しんでる人がいると思うと、 飲んでても、踊ってても、心のどこかで、そのことを氣に

          ピースボートの人たちは

          ピースボートの同窓会(同航会)

          昨日、ピースボート第52回クルーズのオンライン同航会があった。 52回クルーズは、2005年の12月に出航したクルーズで、私が初めて参加した船旅。 ※ピースボートのコミュニティでは、いわゆる同窓会のことを「同航会」と呼んだりする文化がある。私はあんまり使わないけど。あとは、各クルーズの出航日から○周年を記念して集まる会を「周年パーティー」って呼んだり。 クラウドファウンディング期間中に、オンライン同航会してみませんか?っていう呼びかけが、クラファン事務局(#がんばれピース

          ピースボートの同窓会(同航会)

          ピースボートでカップルになる

          ピースボートで出会って、結婚する人とかいるの??? いい質問ですね。 いっぱいいますよ〜😊 自分が知ってるカップルを今頭に思い浮かべるだけでも、 すぐに何組も思いつきます! (一緒に地球一周したカップルがFacebookで「子どもが生まれました!」とかの近況報告してるの見ると、めっちゃ感慨深くなりますね😊) ピースボートに集まる人々は、ある意味、世の中の縮図。 老若男女。北から南。西から東。今のところ日本出身の人が主だけど、それ以外の国や地域からもたくさんの人が参加してま

          ピースボートでカップルになる

          ピースボートオタクのトイレ

          昨日のツイートで自分のことを「ピースボートオタク」と書いた。 そしたら、「ピースボートオタク。いいなそれ。」と引用リツイートしてもらえたのでw、ここはひとつ、ピースボートオタクっぽいところを見せたくなってしまいました。   一時期、ピースボートの思い出が大切すぎて、 自宅のトイレを「ピースボートギャラリー」にしてたことがある。 「ピースボートの楽しさや奥深さって写真数枚見せるくらいじゃ全然伝わらないよな、少なくとも100枚とか必要…」って気持ちもあって、友達が遊びに来て

          ピースボートオタクのトイレ

          ピースボートという言葉

          ピースボート、という言葉を使う時、 それは、NGOの名前だったり、 船旅の名前(クルーズ名)だったりする。 「あ、あの、災害ボランティアの…」と思う人もいるかもしれない(ピースボート災害支援センターね)。 私にとって「ピースボート」という言葉を思う時、 それは、コミュニティの名前だ。 輪郭のない、とても大きな、人と人のつながり。 世界中に、ピースボーターがいる。 そのコミュニティに属している人たちの多くは、 いつも、人生を楽しもうとしていて、 子どものような心で、世界の

          ピースボートという言葉

          ウルスラの家

          ※この記事は、2012年11月1日に著者の旧ブログに書いた文章を加筆修正したものです。 ウルスラの家に行きたかった。 誰かとゆっくり「話」がしたかった。 「よく来たね」って言ってくれて、 夜が更けるまで2人でしゃべる。 ただ話したいことを話したいままに口に出す。 気を遣わなくてよくって、でも、全然遣わないわけでもなくて、思い遣りの気遣いはちゃんとある。 100%じゃなくて、0%でもなくて、その間の、バランスが心地いいと思えるどこか。 さえなかった気分が、晴れてく

          ウルスラの家

          日本語の特殊性から考える、この国でマンガが発展した理由。

          ※この記事は、2017年1月16日に著者の旧ブログに書いたエッセイを加筆修正したものです。 「マンガ表現が、どうして日本でこれほどまでに発展したのか」という問いは、マンガ好きの人なら一度は考えたことがあると思う。 しかし、きちんと答えにたどり着いた人はなかなかいないと思う。 (バンド・デシネやアメコミのことを考えると、日本でだけ発展したわけではないが、少なくとも日本独自のマンガ文法の発展ということは言える) 仕事柄この質問を受けると(*1)、 「私は、手塚治虫が日本に生ま

          日本語の特殊性から考える、この国でマンガが発展した理由。

          素直に泣けること、そして泣きやめること。

          ※この記事は、2013年8月13日に著者の旧ブログに書いたエッセイを加筆修正したものです。 今年もまた、村山由佳の「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズの新刊が集英社文庫から出た。 毎年、夏が始まってしばらくすると、「あ、そういえばそろそろ……」と書店の棚をチェックする。そうすると、期待に漏れず続きが出ている。これが恒例になってから、もう何年が経つんだろう。 帰りの京浜東北線はすぐに座れることが多いので、最近は横浜で乗り換えずに、そのまま大船まで京浜東北で行って、そこから東

          素直に泣けること、そして泣きやめること。