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選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その3

一昨日、昨日のつづき。

さ〜て、結婚で改姓したくない(あるいは、したくなかった)理由、いくつ思いつきましたかね?

さっそく行ってみましょう。
今日は、いろんな人のツイートも貼ってみるナリ。(コロ助風に言ってみた)

名義変更がめんどくさい(精神的・時間的・経済的に負担)

何はなくとも、やっぱこれ。
私の、改姓したくない理由No.1。
めんどくさすぎるやろ。
全部終えるのに1年以上かかったなんて話もある(あれもあった…これもあった…ってなるの、目に見えてる)。
役所関係とか金融機関の手続きは、平日仕事してる人にとっては、わざわざ有給休暇を取って行かないといけないだろう。
なんで!!私の大事な有休を!!
そんな国から強制された制度のために使わなければならないんじゃ!!!
キィーーーツ!!!

そうそう、手続きを申請する側にとっても負担だけど、申請される側にとっても、ある意味負担だよねー!
制度が整ってさえいれば、「やらなくていい仕事」だよ、それ。無駄。
ブルシットジョブ。

このnote興味深かったけど↓

結婚休暇はその半分が改姓手続きのためにあると会社の先輩が冗談めかして言っていましたが、それにもうなずいてしまうほどです

って書いてあったわ。


名義変更の時だけじゃなく、その後の人生でも、旧姓と新姓が両方自分の姓であることを証明しなくてはならない

これは、実際に経験してみた人じゃないとなかなかわからないことの類だろうなーと思いますが、選択的夫婦別姓について調べていると、非常によく聞く話でもあります。
特に、仕事上は改姓前の名字を使っているけれど、戸籍上は改姓後の名字であるという場合。


使い分けが手間、使い分けにリスクが伴う

これも、やったことのある人にしか、なかなかわからないタイプの不利益かもしれない。
実際、私は、まだ改姓したことがないので、「使い分け…そうなのか…不便なのか…」という感想。

まあ、たしかに、会社の書類(給与関係や保険関係とか)は、旧姓と新姓を使いわけていたら、何がどっちでどれが何?って、なりそうですね。
「総務の人にも申し訳ないと思う」みたいな意見も見かけます。
あとは、病院で名前を呼ばれる時「新姓で呼ばれても、自分のことだと気づかなかった」とか「自分の旧姓と同じ名字の他人が呼ばれたのに、反応してしまった」とかも、あるあるみたい。


職場で、結婚前の姓を使い続けることができない

改姓前の名字を、改姓後もそのまま使い続けることができる企業は、全体のほぼ半分、という調査結果があります。

選択的夫婦別姓に反対の人の中には「仕事で旧姓が使えるんだから、別に戸籍性は夫婦同姓でいいじゃないか」と言う人がけっこういるんですけど、ぶっちゃけ勉強不足だと思う。
仕事で旧姓が使えない会社はまだまだいっぱいあるそうです。
国家資格の中には、戸籍姓でないと認められないものも多いとか。

キャリアが断絶してしまう

それから、仕事で旧姓が使えないことは、会社員だけの問題じゃない。

むしろ、自分の名前を看板(ブランド)にしている個人事業主、経営者、弁護士などは、改姓で社会的な実績が断絶してしまうことが仕事の不利益になる。
特に、学術論文を書く研究者は、改姓前と改姓後が別の名前になることで、同じ人が書いた論文だと思ってもらえず、正当な評価がされなくなってしまうという深刻な弊害があるそうで、研究者同士の日本人カップルが、この理由で法的な結婚ができずにいるという話もわりと聞きますわ。


まだまだある 

改姓したくない理由、まだまだあるんですけど、めっちゃ眠いのでここまでにします。続きはまた明日。


これだけは言っておく

その1」にも書いたけど、結婚は2人でするものなのに、とにかく全部の不利益は、改姓した片方だけが被るんだよ。
どう考えても不公平。




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