選択的夫婦別姓について語るときに私の語ること その1
「選択的夫婦別姓」がTwitterのトレンドになり、議論が盛り上がってきた印象があるので、とりあえず言いたいことを書いておこうと思う。
初心者さんに向けて優しく解説したい気持ちもあるが、そういうのは「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」のHPや井田奈穂さん(nanaさん)たちのアカウントにまかせて、今日はとにかく言いたいことをつらつら書こうと思う。
特に、直接の友人や知り合いが、この「選択的夫婦別姓」のイシューに興味を持ってくれるきっかけになったらいいなと思っている。
まず自分のポジションやスタンスを書いておく
私は、37歳・独身女性・婚姻経験なし・異性のパートナーと同居中(交際歴3年8ヶ月・同居歴1年8ヶ月)。
パートナーとは、お互い今後の人生を一緒に歩む相手だと思っている。
結婚願望は、あんまりないが(結婚という制度自体がちょっと時代に合わなくなってきてるかなと思う)、別に結婚したくないわけじゃなく、せっかくの人生、一度くらい結婚を経験しておくのもいいかなとは思っているし、もしこの先子どもを育てることになったら、日本では結婚してる方のが育てやすいんじゃないかなとも思う。
結婚してもいいと思っているパートナーがいて、お互いにいい大人で(相手は36歳)、誰に反対されているわけでもないのに、まだ結婚していない理由は、ほぼひとつ、
それが、「2人とも、結婚で名字を変えたくないから」。
パートナーと付き合い始めてすぐに結婚を考え始めたので、それをきっかけに、「そういや、結婚したら、名字って必ず変えないといけないのかな? それとも、変えたくなければ変えない方法もあるのかな?」と思って、気軽に検索してみたところから、私のフェミニストとしての人生が始まった。(ちょっとドラマっぽく言ってみた)
必ずどちらかが改姓しないと結婚できない
そう、検索してみた結果わかったことは、「日本人同士の結婚(婚姻)では、必ずどちらか片方が姓(名字)を変更=改姓しなければならない」という事実だった。
ここまでは、ある程度想定内というか、「やっぱそうか」と思った(まあ、だからみんな変えてるってことだよね、的な)。
けど、同時に、「え? 絶対にどっちかが改姓しないといけないの? 『夫婦別姓』って言葉、聞いたとこあるけどな~」とも思った。
そもそも、結婚を具体的に考え始めた時に「結婚したら、名字って必ず変えないといけないのかな? それとも、変えたくなければ変えない方法もあるのかな?」と私が思い至った理由は、「名字が変わったら、名義変更の手続、めっちゃめんどくさくない!!???」と思ったからだったのだよね。
名字が変わるとして、しなきゃいけない手続き、思い浮かべたことある?
私って、何かの手続きで役所に行くのも、書類書いて郵送したりすんのも、めっちゃめんどくさいめんどくさいめんどくさいー!!!って思ってかなり延ばし延ばしにするタイプだし(てゆーか、趣味の漫画読書記録ですら、「明日やろう、明日」と思って3ヶ月くらい溜めたりするし……)、何かのwebサービスの登録情報変更をネットでひとつするだけでもめんどくさいめんどくさいやりたくないー!!!って思う人間なのに、もしも結婚で改姓することになったら(そしてその確率はとても高い。日本では、結婚で名字を変えるのは96%女性側……)、
今思いつくだけでも、運転免許、保険証、パスポート、銀行口座(6つくらいある……)、クレジットカード(4つくらいある……)、年金、郵便局、ガス、電気、スマホ、ガラケー(家電)、ポケットwi-fi、自転車保険、図書館カード……!!
こんなに「名義変更の手続き」をしなきゃいけないなんて、気が狂ってしまうのが一瞬で想像できた。
しかも、さらに、いろんなwebサービスに登録してるやんか!?
メアドとパスワードだけで登録してるやつだったらいいけど、オンラインショップとかは、名前も登録してるやん!?
え??? これ、全部手続きせなあかんの!???
クッッッッソめんどくさくない!?
てか、待って待って。
結婚するのは2人一緒なのに、これらの名義変更せなあかんのが片方だけって、不公平過ぎひん!!????
って思ったんですよ。
それまで、考えたことなかったけど、目の前に迫ってみて、具体的に考えたら、初めてそれに気づいたというか。
あかん、思ったより文字数必要。
また明日。
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