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白熊さんと谷原さん、仕事だけではない”恋バナ”も!

今回は、前作をさらに超えた?と言われる2作目の“2つのビッグな作品✨をご紹介します。
しかしながら、どちらもこんなに早く2作目が出るとは思っていませんでした。
それだけ読書のリクエストと作者の熱が高かったのですね!

ちなみに、どちらもお仕事小説にちょっとした“恋”の要素が入っていますのでそちらもお楽しみに~🤗🏳‍🌈

「競争の番人 内偵の王子」 著者:新川帆立さん

実は1作目を読むタイミングを逃していていきなり読んで良いものかと思いましたが、その心配は無用でグイグイ引っ張っていく新川さんの筆力に改めて圧倒されました。

たとえば白熊さんが中心にいます。そこに常盤さんという波がやってきて、ある時は小勝負さんという波が覆いかぶさってくるのです。白熊さんはどちらに流されるというよりかは、波に影響を受けながらもどちらの波にものみこまれないように自分を守っていきます。(時には危ないこともありますが・・・)

東京にある本局と九州事務所の差、呉服業界の事情などたくさんの内容が含まれている中、東京から離れた白熊さんの仕事に対する想いをじっくり味わりました。
公正取引委員会という仕事に、上司や同僚の行動と他者からの視点を含めた白熊さんと小勝負さんの考え方は見逃せません。

今後も白熊さんがいろんな波にのっていくのを楽しみにしています!


新! 店長がバカすぎて」 著者:早見和真さん

「わからない。わからない。私はこの人が本当にわからない。」
本作で発せられるこのセリフがまさに第2弾の醍醐味ではないでしょうか。

谷原京子さんが望むと望まざるに拘わらず、山本店長、アルバイト店員、会社のジュニア、そのほかの人たちと仕事をする中で自分がどういう人間かを思い知らされると同時にまわりへの探求心が強くなっていきます。

ユーモアたっぷりの掛け合いと哲学のような名文が次々と出てくるのも楽しみであり、書店という1つの世界がぐっと身近に感じ、本という媒体をさらに応援したいという思いが沸き上がります。

エンターテインメントという言葉では終わらない“とっておき”(すぎる)本、大好きな1冊です!


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