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採用担当者と対峙する学生の姿<あの子が欲しい>

あの子が欲しい 著者:朝比奈あすかさん

「あの手この手を駆使して、就職活動を乗り切ろう!」

大学3年生になると学生は就職活動がスタートしますが、それはまさに戦いで就職戦線とは良く言ったもの。

学生は勉学よりもこちらが本業となるようですが、一方、企業側も「学生を捕らえる」ために、すさまじい戦いに挑んでいることが伺えます。ここまでやらないといけないのかと戦々恐々しながら読み進め、最後は「フー」と息を吐きたくなりました。

採用プロジェクトのリーダーとなった志帆子は、前年のリーダーが行ったことを改善し、新たな戦略を次々と開始します。ネットの世界にスパイのような人を送り込むのも厭わない対応で志帆子には勝つ自信がありましたが、周囲は・・・。

リーダーとして部下への接し方とは別に、プライベートはまた違う顔を見せる志帆子。
強さと裏腹に、満たしてくれる対象が欲しい。
さて、その対象は?

志帆子に名字の呼び方を言い間違えられた学生の行動に目を見張ると同時に、会社の社長は観察眼があるものだと感じました。

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