身近にもきっとあるはず。<夜明けのすべて>
もう、わかっているんだけれど止まらない!
この時期になるとちょっとしたことにイライラしてまわりにあたってしまうPMSを抱える美沙。その状態を同僚の山添君が察知してそれとなく避ける場面に心遣いを感じた。
この小説は心遣いのエピソードがたくさん詰まり、心配だけでない相手を思いやる配慮で溢れている。
それも一方だけでなく、他方から。
パニック障害がある山添君についても美沙を始め、会社の社長や社員たちがのんびりとした感じで温かく受け入れる。
もし、職場に同じような人がいたら私は気づけるかまだわからないが、美沙の数々の独特な行動を参考にしたい。
最後に、著者の瀬尾さんは美沙のようなひとなのかなぁと思った。^^
書き続ける楽しみを感じています、その想いが伝われば嬉しいです~