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気分の波克服ガイド:気分の波に苦しむあなたへ

こんにちは、心理士のなべたです。

「気分が上下してやりたいことができない」
「気分が上がり過ぎて自分じゃないみたい」
そんな日々を過ごしていませんか。

この記事では気分の波の改善法を解説します。
一緒に、気分の波とうまく付き合うためのステップを踏み出しましょう。

参考にした書籍はこちらです。

気分の波とは

気分の浮き沈みに悩む人々は、そのコントロールに苦労しています。
少しの気分の変化を恐れたり、そのまま気分に身を任せて刹那的な、衝動的な行動をとることもあります。

このような生活が続くと、だんだん「本当の自分」がわからなくなることもあります。

そうなると、どの程度の気分の変化が対処が必要で、どの範囲なら問題ないのか、その判断が難しくなります。

セルフモニタリング

気分の浮き沈みに悩む人々にとって、セルフモニタリングが役立ちます。
これは、自分の気分や体調、行動、そしてそれらが起こる状況を観察し、記録し、整理することを指します。

気分の波に悩む方々は、この方法を用いて、気分が揺れ動く前ぶれを早く見つけることができます。
その結果、適切なタイミングで適切な対応をとることが可能になります。

では、具体的にどのようにセルフモニタリングを行なうべきかというと、一つの方法はその日の気分を数値で表すことです。
最近では、手軽に記録できるアプリも使えます。
こちらの方が紹介している気分・活動記録アプリも良さそうです。

少なくとも2週間、できれば1か月間ほど記録をつづけることが重要です。

一定の期間、記録をつけていくと、気分の変化のパターンや、前ぶれが出やすい状況が見えてきます。

セルフモニタリングを通じて、気分の揺れの前兆が把握でき、「自分だけの前ぶれリスト」が作れるようになります。
このリストを見ながら、それぞれの前ぶれにどのように対応すべきかを考えていくことができます。

気分を調節するスキル

すでに持っているものを使う

気分の揺れを感じたときに、どのように対処しているか、皆さんならではの方法があると思います。

ただ、「何をするか」だけでなく、「どのように行うか」や「何まで行うか」も大切なポイントとなります。
例えば、「友達とカフェに行く」という方法は、友達の都合に左右され、前ぶれが出た瞬間にすぐに行えるとは限りません。

また、その行動が「向躁」的にならないように、「どうやって」「どこまで」行なうことが本当に気分を安定させるのか、微調節していくことが必要です。

マインドフルネス

最後に、マインドフルネスについて少し触れたいと思います。
マインドフルネスは、瞑想法の一つです。

気分の波が大きいとき、私たちは行動を「やりすぎ」たり、「やらなすぎ」たりする傾向があります。
瞑想は、この気分と行動のつながりを断つのに役立ちます。

瞑想を続けていくと、気分は呼吸と同じように自然に流れていくものだと感じるようになります。
そうすると、気分の波をただ受け止めるだけでなく、サーフィンするようにうまく乗りこなせるようになるのです。

まとめ

「気分が安定している」とは、どういう状態を指すでしょうか。
僕たちが思うよりも、実は気分は常に変動しています。
気分とはたやすく浮き沈みするものです。

気分の波に対処するためには、自分の気分の波のパターンを知り、それに向き合い、ほどよい気分の調節をして、目の前のできることを一つずつ丁寧にこなしていくことが大切なのだと思います。


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