就活エージェントについての賛否
まず、就活エージェントを使った方が良いかどうかについて。
就活をしていると一度は、エージェントを使うかどうか悩むと思います。
自己分析を手伝ってほしいし、良い企業を知りたい。
けれど就活エージェントへの賛否は分かれるし、企業を押し付けられないか心配...といった懸念もありますよね。私がそうでした。
そこで一意見として参考になればと、就活中に数人のエージェント会社の方とお話をさせてもらった経験より、「就活エージェントの利用」について、良かった例と合わなかった例を用いて語れたらと思います。
良かった例
お話させてもらって良かったと思う方がいました。Aさんとします。
良かったと思う理由は、「押し付けがましくなかった・こちらの話を聞いて意図を汲み取ってくれつつ、客観的にアドバイスをくれた」からです。
ざっと経緯を話すとこんな感じ。
♢♦︎♢
コンタクトを取った時期は、大学4年生の9月ごろ。周りの友だちのほとんどは、就職先が決まっていた記憶があります。
当時私には目指していた業界・職種があったのですが、企業の採用活動が終盤に差し掛かる時期ということもあり、業界・職種をどこまで広げるか悩んでいました。
「自分の志望をどこまで貫くか&業界の広げ方についてアドバイスが欲しい」と、相談に乗ってもらいました。
結論、Aさんからは「今まで見てきた業界・職種は貫くのが良い。なーさんにはインターンシップでの経験もあるので。けれど企業の採用活動が狭まってきているのはたしかなので、9月中にどこかから内定はもらっておきたいね。僕らがなーさんに紹介できるような企業は少ないけれど(繋がりのある業界という意味で)、それでもいくつか候補出してみますね。」とアドバイスをいただきました。
実際に送っていただいた企業さんは合計3社くらいで、説明会に参加しようと思える企業もありましたし、「行きたい」と思って選考に進んだところもありました。
Aさんからのアドバイスを聞いて、業界・職種を貫いて良いんだとの道標が見えた気がしたし、その後の就活も自信を持って進められました。客観的な意見をもらうことで、執着しすぎず、視野を広げる必要もやはりあるとの気づきも得られました。Aさんとのお話を通じて、気持ちが軽くなったのが最大に良かった点です。
合わなかった例
合わなかったなと思う理由は、「こちらの軸をガン無視した企業紹介があった、こちらの気持ちを汲み取らない態度の方だった」からです。
もしも、エージェントを利用して、「この人と連絡を取り続けたら、メンタルやられるな」と思ったら即座に関係を切るのが良いかと思います。決してエージェント利用への批判ではなくて、就活のときは自分の希望を一番大切にしてほしいとの想いからです。
♢♦︎♢
エージェントの方を仮にBさんとします。
コンタクトを取った時期はAさんとほぼ一緒。8月か9月ころです。
相談内容も同じで、「自分の志望をどこまで貫くか&業界の広げ方についてアドバイスをもらう」でした。
ですが話の進み方がAさんとは全く異なり、こちらの意図をガン無視するような内容でした。
若干主観が入りそうですが、以下経緯をお話します。
♢♦︎♢話の進み方♢♦︎♢
私「自分の志望をどこまで貫くか&業界の広げ方についてアドバイスが欲しいんですけれど」
Bさん「業界どこ見てるの?」
私「広告・Web・コンサル・マーケとかその辺りです」
Bさん「あー私も前職広告業界にいたけど〜〜(以下、Bさんが経験してきた総合広告代理店業界についての話が続く。飲みが多いとか、数字を追う仕事だから、面接のときに「お客様の想いを汲み取りたい」など言ってはいけないとか。)」
私(心の声:私は総合広告代理店を見ているわけじゃなくてむしろ、制作寄りを志望しているんだけどナニこの時間)
Bさん「ところで自分のアピールポイントは何かある?」
私「〇〇とかですかね〜(この時点で早く終わりたくてやる気ゼロの受け答え)」
〜少しBさんからの深掘りが入る。〜
Bさん「深堀りしてサポートできるような言葉とかを見つけられたらと思ったけど、できないわ。このままだと、ん〜ちょっと私からできることはないなぁ。とりあえずこちらから紹介できる企業をいくつか送るね。」
話はこの辺りで終了して、LINEで企業の紹介が送られてきました。その企業たちは予想していた通り、誰にでも同じのを送っているんじゃないかと思うようなラインナップ。広告でもなければ制作でもない。
Bさん「将来的に頑張れば、本部に行ってマーケティングとかできるよ。」などの、マーケティングに携われる確証もなく、行けたとしても数年はかかる提案をされて、相談してた1時間は何の時間だったんだと思いました。
Bさんとは関わっても良いことないなと思い、LINEはそのまま無視(すみません)。終わりです。
エージェントを利用するなら
結局話をしてみないと分からない部分があるので、気になったら相談してみて良いと思います。良い人に当たればラッキーくらいの感覚で。あとはいろいろな意見を聞くためにも。
合う・合わないも人によって違うので「こういう人はやめておけ」など言えないですが、意識すると良いことは以下。
相談する目的を意識する
これが1番大事かと。例えば「気持ちがたるんでいるのでカツを入れてほしい」「周りと比べてしまって焦りが出ているので、気持ちを落ち着かせたい」「自己分析を手伝ってほしい」など。目的によって、エージェントの良い悪いを”自分軸”で判断できると思います。
最後に
最後に私の持論を。
今回は「エージェントの利用」をテーマにしましたが、今回だけではなく、就活全般においては「自分軸」を大切にしてほしいです。
将来どういう道を描きたいか。
それが全てだと思います。
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