タケハタ

プログラマとしてIT業界でシステム開発に従事。 その中でエンジニアリングマネージャー、…

タケハタ

プログラマとしてIT業界でシステム開発に従事。 その中でエンジニアリングマネージャー、テックリード、企業のボードメンバーや技術顧問など様々な形でマネジメントに関わってきた。 自己紹介記事 https://note.com/n_takehata/n/n47732f0367ee

最近の記事

ファシリテーションで会議の質は変わる

会議をする時に、内容に関わらず基本的には誰かしらファシリテーターがいると思います。 ただ、上手く進められなくて話がまとまらなかったり、時間を大きくオーバーしてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。 今回は会議におけるファシリテーターの役割や、会議を上手く進めるために意識すべきことなどを紹介します。 ファシリテーターの役割会議におけるファシリテーターの役割は、会議がゴールに向かうように進行し、目的を達成させることです。 そのために 議題から話が逸れすぎないように

    • 知り合いが増えることで心理的負荷が減る

      知らない人と話すのは誰でも緊張するどんなにコミュニケーション力が高い人でも、知らない人と話す時は一定の緊張があります。 相手がどういう人かもわからず、どう話しかけたらどういう反応が来るのかも予想できないですし、当然だと思います。 (中には全く気にせず話しかけられる人もいるかもしれませんが、希少だと思っています) コミュニケーションの上手い人は、それも踏まえた上で話していけば打ち解けられると理解していて、多少緊張しても話しに行ける人が多いです。 そのため仕事でも新しく入っ

      • MTGを減らす時も目的から考える

        以前の記事で、組織で施策を考える時は「常に目的から考えるべき」という話を書きました。 その中で「既存の施策も定期的に見直した方が良い」ということも書いており、施策を増やすだけでなく減らすことの重要性も書きました。 特にMTGが増えすぎて作業時間が取れないので見直したという経験のある方は多いのではないでしょうか。 しかし、減らす時も増やす時と同様に、目的から考えることが必要です。 不要になった施策をやめることは重要改めてですが、何らかの目的を達するために始めた施策も、組織

        • 採用はスピードが命

          今回は採用の話です。 過去に採用には多く関わってきましたが、その中で最も大事と感じていることが、タイトルに書いている通りスピードです。 もちろん面接のやり方や選考フローなど、工夫が必要なことは色々とありますが、まずはスピード感があることが大前提だと考えています。 ここでいうスピードは 応募が来てから書類選考して連絡するまでのスピード 面接をしてから結果(主に通過の場合)の連絡をするまでのスピード 次の面接が実施されるまでのスピード などを指しています。 連絡が遅い

        ファシリテーションで会議の質は変わる

          役職を持つと「偉い人」と見られてしまう

          社長や取締役、あるいはマネージャーなどあらゆるものを含め、いわゆる役職は役割の一つでしかありません。 各種の判断や方針を決めることなど、一見力が上にあるかのように感じる人もいるかもしれませんが、組織として動いていく上で効率と精度を上げるためのタスクを持っているだけです。 しかし、往々にして「偉い人」と見られてしまうことが多いです。 私も以前エンジニアリングマネージャーをやっていた頃は、「エンジニアの偉い人」と紹介されることが多かったです。 実際に「偉い人」として扱われる会

          役職を持つと「偉い人」と見られてしまう

          採用は会社も選別されている

          人材の採用活動は、採用という言葉を使っている影響もあるのか「企業が人を採る」というイメージになりがちです。 個人より企業の方が大きい組織というのもあり、そうなっている部分もあるかもしれません。 しかし実際は採用される側の個人が入る企業を選別している側面もあります。 候補者も会社を選んでいる企業が この候補者は優秀だろうか うちの会社に合うだろうか 給料はどのくらい求めるだろうか など考えるのと同じように、候補者も この会社は良い会社だろうか 自分に合うだろうか

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          リーダーは暇であるべき

          リーダーという立場の人は暇であるべきだと思っています。 「暇であるべき」は少し極端な書き方ですが、要は「余裕を持っているべき」だと思ってください。 ちなみにここでいうリーダーはチームリーダーだけでなく、マネージャーや経営メンバーなど大小問わずなにかしらの組織をリードする立場の人のことです。 リーダーが忙しい組織はメンバーも不幸になるリーダーが忙しすぎて回ってない組織は、メンバーも不幸になることが多いです。 それはなぜか? 判断が遅れやすい、間違えやすい 以前以下の記事

          リーダーは暇であるべき

          大人だって褒められたい

          「大人になると叱ってくれる人がいなくなる」みたいな話はよく聞きます。 子供の頃は親や周りの大人が叱ってくれるし、若いうちは先輩や上司が叱ってくれるけど、歳を取ってくるとそういう人がいなくなってしまうというような話です。 しかし、実は大人になると褒めてくれる人もいなくなるのではないかと思っています。 ベテランも先輩も偉い人も本当はみんな褒められたい人間はいくつになっても基本的には褒められたら嬉しいものです。 同僚、上司、顧客、友人、家族と誰に褒められても嬉しいですし、人格、

          大人だって褒められたい

          既存メンバーは過剰に信用されやすい

          自分の組織に新規参画者が入ってきた時、面接など選考の過程ではいいと思って採用したのに、なかなか活躍できないという経験は誰もがしたことがあるかと思います。 活躍できなかった原因は新規参画者にあるかもしれませんし、受け入れた組織の方にあるかもしれません。 しかし、新規参画者の方に原因を考えられてしまうことの方が実際には多く感じます。 新規参画者が活躍できないと本人のせいにされやすい新規参画者が活躍できていないと、 期待していたほどの能力がない 組織に馴染めていない 採用

          既存メンバーは過剰に信用されやすい

          組織の上も下も外もよく見る

          以前の記事で書いたリーダーがやるべき最も重要な3つのことの中で書いた、組織の全体を俯瞰するということの方法の一つとして、以下の記事を前回書きました。 今回はよりマネジメント層に必要な、組織の上や下の階層、さらには外部を見るという考え方をご紹介します。 上も下もよく見るこれは特にミドルマネジメント層が意識すべきことですが、自分の上(上司や経営層など)も下(チームメンバーなど)のどちらもしっかり見て、考えや意見を理解する必要があります。 組織上のいる立ち位置によって認識はズ

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          自分や自チームのことだけを考えて行動しない

          以前の記事で書いたリーダーがやるべき最も重要な3つのことの中で、組織の全体を俯瞰するということを書きました。 マネジメントの仕事において必要な資質として、イメージされる方も多いものではないかと思います。 しかし、普段意識していない方にとってはなかなか難しく、適切に全体を見渡せている方は多くないです。 今回は組織の全体を俯瞰するにあたって必要なことの一つとして、自分や自チームのことだけを考えて行動しないということをご紹介します。 今回の内容はマネジメント層に限らず、各メンバ

          自分や自チームのことだけを考えて行動しない

          施策は常に「目的から考える」

          マネジメントや組織づくりをやっていると、組織を改善していくための「施策」を考える機会がよくあると思います。 しかし、考え方が曖昧でただなんとなくやっていたり、あるいは昔からずっとやっている施策で形骸化してしまっていることもよくあります。 今回は組織で施策を進めていく上での考え方について紹介します。 施策はあくまでも手段、なんとなくでやらない施策と言っても大小様々あります。 朝会、KPT、振り返り、プランニングなどのMTGの形式について 社内勉強会などのイベント 1

          施策は常に「目的から考える」

          迷って決断できない時にすべきこと

          前回、決断をするための情報整理のやり方という記事を書きましたが、いくらしっかり整理してもどれがいいと明確に決められない時は多いです。 むしろほとんどの場合は「絶対これ!」とはならず、最後まで迷いがなくならないです。 今回は複数の選択肢で迷ってしまった時、最後に決断するための考え方を紹介します。 完璧な選択肢はないので、どこかのデメリットを飲み込んで頑張るしかない冒頭にも書きましたが、どんなに課題や対策をしっかり整理し議論しても、誰もが納得する完璧な選択肢が見つかることはほ

          迷って決断できない時にすべきこと

          決断をするための情報整理のやり方

          前回の記事で書いたリーダーがやるべき最も重要な3つのことの中で、判断、決断をするということを書きました。 しかし、組織の中で起こる様々な課題に対しての決断(いわゆる意思決定)は、当然ですが明確に正解が見つからない中で決断しなくてはならないことが多々あります。 迷って進行が止まってしまった経験のある方も多いと思います。 今回は、そのような場面で決断する際の根拠を見つけるための情報整理の仕方を紹介します。 一番解決したい課題を決めるまずは何を解決したくて考えているのかを明確に

          決断をするための情報整理のやり方

          リーダーがやるべき最も重要な3つのこと

          マネージャーやチームのリーダーなど、なにかしらの組織を率いる立場になると、やることも考えることも増えていきます。 考えることが多すぎて、慣れないと頭が回りきらず、疲弊してしまうことも多いです。 そこで、今回はその中で私が特に重要だと考えている以下の3つのことについて、ご紹介します。 判断、決断をする 組織の全体を俯瞰する 組織の未来を考える 私がリーダーをする際に、この3つのことができていないとリーダーとしての役割を果たせていないと自己評価の指標にしていることでもあ

          リーダーがやるべき最も重要な3つのこと

          コミュニケーションは双方向である

          今回はコミュニケーションについてのお話です。 タイトルに書いている通りですが、コミュニケーションは双方向であると私は考えています。 あまり喋らない人や、他人とのコミュニケーションが薄い人に対して「コミュニケーション力が低い」という評価をされることがよくあると思います。 しかし、本当にそれはその人のコミュニケーション力の問題なのでしょうか? 本来良いコミュニケーションは双方が話しかけたり、思いやりを持って接することで成立するものです。 「喋らない」「他人とのコミュニケーシ

          コミュニケーションは双方向である