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自分で決めることの大切さ

「行動」や「自己決定性」の大切さはマネジメントにおいて常に言われること。私自身も組織運営・マネジメントで大事にしている。
・そもそも「行動」とは何か?
・「自己決定性」はなぜ大切なのか?
それを理解せずに言葉だけ切り取って「大事だ!」とメンバーに伝えていてもなかなか伝わらない。

私が考える「行動」とは、当たり前だが、「物理的な動作」のことではなく「意志がある動き」ということ。
図にするとこのようなイメージ↓

行動


この一連のサイクルが「行動」ということ。
誰かが決めた瞬間に一歩目は自分のものではなくなり、誰かの「レール」の上に踏み出すことになってしまう。これが思考停止を招く。レールが敷かれていると楽である。何も考えずに足を運んでいればどこかにたどり着く。正解がある世の中であればそれでも良いかもしれない。しかし、この不確実な環境の中で、「正解」なんて誰も持っていない。あるのは自分自身が納得できる「納得解」、その時々で最適と想われる「最適解」だけ。

「行動しろ!」とだけ伝えると、メンバーは「マネージャーが喜ぶ動き」「マネージャーに言われた動き」になってしまう。「こうやって動けばあなたは満足ですよね」という感じに。。。これが続くと、メンバーのエネルギーが解放されなくなり、エネルギー自体もどんどん小さくなっていく。ビジネスパーソンとしてどんな環境でも通用する(成果を出す)人になるためには自らが一歩目を踏み出せる人になるしかない。

ただ、誰もが「自分で決めなさい」と言われて決められるものではない。決めることに慣れていないから。そして自分で決めるには勇気がいる。自己決定性を育むのは「自分自身への深い理解」と「勇気を持つ」こと。自分は何が好きで何が嫌いか。何がしたいか。なぜしたいか。どうありたいか。自分自身のセルフリーダーシップを認識する必要がある。勇気は最初から持っていなくても誰かからもらうこともできる。その「勇気づけ」もマネジメントの大切な役割。

自己決定性を育み、どんな環境でも通用する人への成長支援をしていきたい。





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