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HSPの処方箋|あなたはなにがやりたいの|20

呪いのような言葉だなと思う。なんどとトライしては失敗して答えの出ない言葉だったから、そして、すっかりうつになった時に一番聞かれた言葉。

したいことをすればいいんじゃない?あなたはいつまでもなりたいものになれるよ。なれるかー!!!

今更東大にはいれないし、
今更宇宙飛行士になれないし、
今更電通のクリエイターになれないし、
今更コールドマンサックスに入れないもん。

と自分を見直した時、拗ねたひとこまである。まず、ここでの問題はそれが本当に自分のなりたいものだったとして「それに対してなにかトライしたのか?」ということ。

ちなみにこれ今までどっかで聞いた例えなだけだから、私はどうなればなれるのかしらべたことも調べもしてないけど、そんなものだよね。

それだと上の例では大学は必須に近いし(例外もあるだろうけど)、親の協力は必要だなと思う。奨学金という利用もあるけど、大学で学ぶというのは「経済力」と「環境」が必要だ。贅沢だよな。私は当時漠然とした思考だったけど、大学に行く気満々だった。養育費を払うはずの父がバックれたおかげで行けなかったけど、今更現れて正社員になって欲しい、過去の事を今更いうな、周りには娘が構ってくれないと言いふらす始末。ぶつぶつ。

さて、私の場合は。幼稚園のアルバムを見返したら、ピアニストか花屋と書いてあった。小学校のアルバムにはヨーロッパの空を舞う鳥になりたいってファンタジーになってた。笑。

「なりたいもの」=「職業」=「やりたい作業」という勘違い。

自分自身もいい歳になって「なりたいもの=職業」じゃいよなとなんとなく気づいた。やりたいことを探して昔絵を書いていたことを思い出して、また描き始めたけど「職業」というところに落とし込むまで考えが至らなかった。今保留中。

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で、噂のこの本を手に取ってみた。この本がすごいなーというところは、自分がやりたいことを見つけた作者がそのメゾットを本にしてるところに関心(今私もHSPの処方箋として、自分の頭の中整理整頓、備忘録としてのこしてるけど、難しい。現段階はHSPの気質を生かしてノリで書いてるだけだけど、このあとはロジカルシンキングが必要だなと思っている、今は種まきまき)。

彼自体はブログで学生のころアフリエイトで稼いだ経緯から、なんか違うなと思って、「稼ぐためのブログ」から「人のためになるブログ」に変えた。

稼ぐためのブログに疑問に思った経緯(=なぜ、なんで、達成感がないなという感情)と考えた(=自己理解)をメゾットにまとめられたのもすごいし、そうやって悩む人にブログを通して情報提供し、会社にまでしたこと。

「人のためになるブログ」に変えちゃった。=必要とする人を救ってる。

私の感動はここだ。「変えちゃった」=「人を救ってる」(もちろん、自分興味のある方向で)。私なら、ブログを書くということ自体から離れてしまいそう。ブログが邪道なんだなとかブログで稼ぐのなんか胡散臭いとか、全体を否定して、心機一転新しいことをしてしまいそうだ

これがいけないんだよね。と思った。それをしていた自分をも否定しちゃう。HSPあるある。愛着障害あるある。

というわけで、私の人生はいつもここから、振り出しに戻るの沼へ。

いい歳して振り出しって「ゼロ」じゃなくて「マイナス」でしかないんだよね。メンタル的に。一応スキルがあったからパソコンできるので、どこでもなんとか仕事できたし、業界が違っても型は一緒だなと順応した。これもHSP進化系の特異体質だと思う。そんなことしてると会社の仕事は3ヶ月で覚える。それ以上は惰性だ。長く勤めるというのはその都度の調整役に変わってくる。なんか違うなと思って転職すると、面接の時には仕事ができなくてやめると思われることが多かった。逆に私はたった一社でうん10年働く人の気持ちがわからなくなっていた。会社に3年以上いるのも才能らしい。

ここでの(就職活動にしぼっていうと)問題は、

①例えば「私は今までちがう業界でしたが、パソコンのエクセルで大量なデータをレポートにしてクライアントに提出した経験から、大量データを分析して社内から社全体の作業効率化をしてみたいんです。」なんて、具体的なことを言えたら未来は違っていたかもしれない。

②実際は、「パソコン得意です。マニュアル作るの得意です。お役にたつと思います」と言っていた。

①は今まで1)できたこと2)そこからしたいことを言えている。
②は今まで1)ただできたこと|具体性無2)できるだろうこと|漠然

やりたいことは、今までしてきたこと(経験)から、そのさきにしたいこと(具体性)が伴うもんなんだよね。転職面談では実はボーナスもらえる会社に入りたいだけが私の本当の目的だったから、こうなるよね。散々。笑。

書いてて今気づいたこと。で、今できてること。ぐふ。地味だな言葉にすると。会社に興味のなかった私には今だになんだかしっくりこない。「会社」に興味がない。興味がないことにはこんなに後ろ向き。

ということで、現在は興味のある会社はちょいちょい面接に行くようにしている。会社に入る入らないとは別に。経済新聞とはまた違う生きた情報と体験が入るし、すっごい素敵な人と話ができることもある。これはセミナーに行くより楽しい。逆に、いいホームページでもいい理念を持っていても、面接の人がやる気なかったり、履歴書の査定しかしないつまらないものもある。「私がこの会社を好きか嫌いか」を決める視点だけだから、落ちるか落ちないかは問題じゃない(書類審査で落ちること多いけど、その分フリーテーマで拾ってくれるところもあってその視点から話されるのは楽しい)というモチベーションは転職では大切だなと思う。あとがないと思うと媚を売るしかないから。

HSPで「生き辛さ」を感じていた時に気づかなかった長所。
・3年以上会社にいるのも長所=長く働く信頼。
・扱っているデータ整理が大規模なだけでも長所になった。
・今使えないパソコンスキルは、やる気があるならできると言ってOK。
長所を履歴書に書こうとするならば
・やりたいことは言葉にすると結構地味。
・やりたいことはできることの延長上にしかない。

自己肯定感もなければ、完璧主義(理想が高い=正義心が強い)な私はどれもこれが長所だと気づかなかったし、言語化できなくて、「お役に立つ自信があります」としか言えなかった。(実際小さい門戸の中で入れた会社で、すごく役にたった会社もあったし、ダメなところもあったけど、振り返るとそこは社員がだいだい鬱の会社だったから問題は別で、スキル的には問題指摘されなかったかな。)

自己肯定感のなさって、自分に自信がなくて、気づけない=選択肢を自分で狭めている。所詮人間は言葉でしか表現できないという世の中を思うと、自己紹介ができるだけで全然違うんだよね。(ちなみに私はまだ自己紹介noteをまだ書けていない。とほほ。)

昨日から、思いのむくまま書いてまた変なところにまたたどり着いた。HSPらしいなと思う。ま、いっか。「あなたはなにがやりたいの」というタイトルから、もっと違うところに落ち着く予定だったんだけど。こうゆう思考性が実はアイディア出しには向いてるところらしい。

それに今ある日本のデフォルトから抜けるためには逆に具体的な気がする。自分の成長を今日も褒めるのだ。

ちなみに、副業、単発バイト、正社員、派遣、インターンと合わせて30社以上の職場をのぞいて思った感想は、せっかく入れた会社も、入る部署によってHSPに合う合わないがあるから(金融、パチ○コ会社の本社とか柄悪くて人はいい人もいるんだけど相対的ヤンキーぽくて怖かった。気の強い営業さんのアシスタントはせっかちすぎてわがままで辛かった。パフォーマンスがほんとに下がってた。職場環境の方がめちゃ大事。)、全然転職面接から入るのは安全じゃない。私は派遣から入って正社員になるという方法も考えた。3ヶ月で辞められるしね。3ヶ月で気に入ったら正社員になるアプローチをする。とか。

具体的というのは、次の具体性を呼ぶ。全部を否定するのではなくて、うまくできたことをベースにいろいろ変えてみる。これだれかもっと早く教えて欲しかった。あ、教えてもらってた。もっといろいろ試せばいいよとか、言われてた。でも、失敗だと思ったらそのショックで全然違うことしたくなってたかも。HSPのビリビリちゃんめ。め。

今の成果としては、

今から東大に入れないことはないな、
今から宇宙飛行士になれないことはないな、
今から電通のクリエイターになれないことはないな、
今からコールドマンサックスに入れないことはないな。

と思えるところまできたところ。

なんせ私なにものでもないけど、30社以上回っただけあって、経歴書もひどいけど、いろんな人にあってきたから相談できる人が今はいる。もちろん、もし、これから自分が目指すなら、それに見合った準備をするわけだけど、なりたいとも今思わないけど、「なれないことないな」と思えるのはすごいと思う

人脈を広げて軽く付き合えるSNS時代はHSPの味方だよ。

今日の行動|転職する気はなくても、気になる企業は面接にいっちゃう。

と思うと小学校のアルバムの夢はなかなかいい線言っていた。気球でも飛ばすトルコ観光業とか合ってたかもしれない。ぜんぜん今からでもできそうだ。

未来リストに追加しておこ。

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