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表と裏

こんにちは。画像は「表裏一体」というキーワードで出てきたものです。中国の陰陽をモチーフにしていて素敵ですね。

さて、今回は表と裏というテーマで書いていこうと思います。海外移住を目指している方もそうではない方でも何かのヒントになりますように。。。

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光と陰

私は20年前に初めてバンクーバーに来ました。この20年で高層ビルはかなり増えましたが、それでも東京に比べたら全然人口密度は低くて、都会と自然の素晴らしい融合を感じられる街です。

そんな今でも大好きな街ですが、前にあえてダークサイドについて書いていますので、良ければ読んで見てください。悲しいことに20年前に来た頃から、このダークサイドの状況は良くはなっていなくて、むしろパンデミック状態を経て悪化しているように感じています・・・

こうした裏の部分は出来れば見たくないですし、目をつぶりたくなる時もあります。ですが、私はやはり物事の本質は全て表裏があってこそ分かると思っているので、直視した上でどう捉えるか考えていくかというのが大事だ感じます。

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見えている部分と裏側

先日、YOUTUBERのラファエルさんのチャンネルを見ていて、この表裏について上手な例えをしていたので紹介したいと思います。

彼が用いた例えは「フレンチレストラン」。フランス料理といえば少し敷居が高い印象で、高級レストランの代表のようなものですよね。レストラン自体も高貴な感じで家具や装飾も高級感漂います。そんな空間で高級食材を使った料理が、芸術性の高い盛り付けで出てくるイメージです。

これが私たちから見えている部分です。

ですが、実際に調理場では戦場のような準備がなされています。お客様を満足していただくために必死に汗水流して調理してくださるシェフたちがいます。どんなに清潔にしていてもゴキブリはいるでしょうし、皿洗いの場所は大変なことになっています。何か失敗すれば怒号が飛び交う事もあるかもしれません。

これが裏側です。

なぜラファエルさんがフレンチレストランを例えに話したのかというと、ある大物YOUTUBERのスタッフが一度に6人退職した本当の理由が残業代が未払いだったことがニュースになったからでした。

その話題になった時に、ラファエルさんは退職したスタッフも最初はきっと憧れで入ったはずと言っていて、働くうちに裏側を沢山みて落胆したのだろうと言っていました。それをフレンチレストランに就職したシェフの気持ちと似ているはずと例えたのでした。

この話、納得ですよね?

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憧れと現実


私もカナダで大手企業に勤めた経験があるので、最初は憧れもありワクワクして入社しました。どちらの会社もダウンタウンのど真ん中の高層ビルの高層階にオフィスがあり、とても恵まれた環境で働けていました。

クリスマスパーティーは高級ホテルの広いボールルームを借りて行っていましたし、福利厚生としてクルーズに連れて行ってもらえりしたので、一般的に見ても非常に優良企業で「さすが、〇〇」と思われるような会社でした。

ですが、おそらく会社に行くたびにワクワクしていたのは3ヶ月ほどで、そこからはオフィスからの素敵な風景も日常の一部になりました。時々、他社の方に褒められると「そういえば、そうだな」と思い出すくらいです。

そして書類の管理方法や冷蔵庫などは決して誇れるものではなかったと思いますし、何より日常の忙しい業務に追われて、それどころじゃないという感じでした。せっかく素敵なものが近くにあるのに気づけないというか、それらが既に手にした日常になった事で忘れてしまっていた気がします。

こういう部分に憧れと現実のギャップがあるのだと思います。恋愛や結婚・住居についても同じことが言えると思います。

誰もが憧れるような人と付き合った後にその人の家での様子を見て落胆したり、結婚したら夢のような日々になると思ったら逆に超現実的な日常が始まるだけだったり、素敵なタワマンは意外に杜撰な部分があったり、、、

きっと例を挙げればきりがないですが、大事なことは憧れ=期待が高い状態だというのを認識することだと思います。そうすることで、期待した分の落胆は想定内とできるのではないかなっと。

憧れを抱くことは自由ですし素敵な心だと思います。ですが、余りにも高い期待を持つと落胆することの方が多いのは人生の常です。

自分の感情をコントロールするためにも、相手や何かのせいにしないためにも、表の見えている部分だけを見て判断するのは賢明ではないかと思いますので頭の片隅に表と裏という考えを置いておくことを意識して見てください。というわけで、今日の一言はこちら↓

"Don't be Clever by knowing one side. Your assumptions are always wrong. Even a one rupee coin have two sides." by Allan Bridjith

*今日の1曲:"One thing right" by Marshmello & Kane Brown      正しいか間違っているかをテーマにした曲:まさに人生は表裏一体



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