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さよなら赤チン/昭和のキズ薬が製造終了

 「僕の昭和スケッチ」54枚目

54赤チン

<画/もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>

あなたは保健室の美人の先生に赤チンを塗ってもらいませんでしたか?

え、「うちの学校の保険の先生は美人じゃなかったっ…!」って?
いや、失礼! そう言う話しではありませんでした(笑)!

昔は赤チンで肘や膝を真っ赤に染めた子ども達が走り回っていました。

どこの家庭の薬箱にもあった赤チン。
もちろん、母親にもよく塗ってもらいましたよね。
その最後の製造業者、三栄製薬が製造をついに中止します(2020年12月24日製造、25日包装分まで)。

最盛期は1960年代で全国に100社があり製造に携わっていたとの事です。
’60年代と言えば僕の少年時代です。
やっぱり、仲間と一緒に膝を真っ赤にして走り回っていました。


赤チンはヨードチンキ(通称ヨーチン)に比べて染みず、痛くないので、保健室や家庭に欠かせないキズ薬でした。

さよなら、赤チン!
長い間有り難う、昭和のキズ薬!


*赤チンは正式には“マーキュロクロム( Mercurochrome )液”のこと。成分的にはヨードチンキとは全く別もので、ヨウ素ともチンキ(アルコールの浸出液)とも関係がありません。ヨーチンに比べ刺激はありませんが殺菌力はあまり強くなく持続性のある静菌作用を持つ緩和な消毒薬です。赤チンは「赤いヨードチンキ」の意味で、同じ殺菌・消毒の目的で使われるヨードチンキが茶色なのにたいして色が赤いことからつけられました。
(Wikipediaと北多摩薬剤師会HPより)

赤チン


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