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「手紙屋」蛍雪編 〜私の受験勉強を変えた十通の手紙 を読んで

以前紹介したことのある「手紙屋」の続編(時系列でいうと前編になる)です。
「手紙屋」の作者である喜多川 泰先生が受験生に向けて、勉強する意義を教えてくれる作品📚

なぜあなたは今、勉強しているのですか?

いい高校、いい大学、いい会社に入るためですか?

親が勉強しろと言うからですか?

何となく勉強していませんか?

そんなあなたに読んで欲しい作品です。大人が読んでもためになります。ただ私もそうですが、学生のときにこの本に出会いたかったと後悔します。


✴おさらい 手紙屋とは?

手紙屋とは、手紙を売る人ではありません。
十通の文通を通して相談者の悩みを解決する人です。
報酬はなんでもよし。相談者が手紙屋から得たものの対価として自由に決められるという不思議な仕事。
匿名でやりとりするため、手紙以外の連絡ツールはなし。

謎だらけの手紙屋の存在。


✴前作「手紙屋」とのつながりは?

前作「手紙屋」は大学4年生が主役で就職活動に悩んでいた矢先、書斎カフェでめぐりあった「手紙屋」の広告。そこで平凡な人生を変えたいと思い「手紙屋」と十通の文通をする中で、働くことの意味や人生を明るしていくきっかけをつかんで成長していく話です。

少しネタバレにはなりますが、前作の書斎カフェで働いていた女性(同級生)が高校生のときに「手紙屋」とやりとりしていたのです。

つまり、前作「手紙屋」の主人公は出会うべくして「手紙屋」とやりとりしたということになります。ですから、もう一度前作「手紙屋」も読みたくなりますよ。


✴「手紙屋」蛍雪編のあらすじと感想

主人公 内田 和花 17歳 高校2年生 

部活でバンド活動を楽しむも、進路の事で悩むようになる。

兄 喜多郎から「手紙屋」を紹介される。
・・・兄は5年前に自己で両足が不自由になったが、手紙屋とのやりとりで前向きになれた過去をもっていた。

兄がもらった手紙屋からの10通の手紙を読んで感動した和花。
手紙屋に手紙をだすことを決意する。

✅手紙屋からの10通の手紙

・『勉強も一つの道具である』

・『学校で習うことだけが勉強ではない』

・『心の成長なくして、結果を手にすることはできない』

・『自分が生きる意味は、自分でつくっていける』

・『困難を可能にするのは「意志」の力』

・『成功するために必要な物は、方法ではなく行動だ』

・『家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる』

・『「何をやるか」よりもっと大切なことがある』

・『すべての教科が、人生を豊かにするきっかけになる』

・『今日一日の勉強が、将来の世界を大きく変える』

この10通の手紙の中で和花は、勉強する意味を見いだし前向きに人生を歩みだします。
そして、受験生として勉強をするようになり、見事志望大学に合格します。

1つ1つの手紙の中身は、ぜひとも自分で読んで見てください😄とても面白いので。

✅私の感想

私が驚いたのは、手紙屋がまず和花に「勉強してはいけない」と言ったこと。

それで勉強しなくなったらどうするんだ🤔と読んでいるこちらも心配になりました。

勉強がしたくないのにしても仕方がないのです。
勉強をしないことで、自分が今やりたいことができます。
そのやりたいことを続けるために、勉強という道具が必要だとしたら?

勉強を義務だと思うからやりたくないと思うのです。

将来こうなりたいという夢をもつことが、まず大事なことかと思いました。

夢を実現するために必要なこと。その道のりの中で勉強という道具が必要になるのです。

そうすれば自然と勉強が嫌なものではなく、したくなるでしょう。

私お気に入りの手紙のフレーズが
『家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる』です。

皆さんは家に帰って、まずどこに座りますか?
その場所で人生が決まるなんてビックリ❣ですよね。

帰ったときって疲れているケースが多いのです。座ってしまったら、まったりしてしまう。
リビングのソファに座ったら目の前に📺。
見たくなくても、しばらく見てしまうことはないですか?

もしその場所が勉強机だったら?
頑張って勉強しようかって思うでしょう。

ほんの少しです。自分のルールを前向きに変えてあげると人生が変わるんですよ(^o^)




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