【CRAFTRIP 大分】制作スタート!
こんにちは!
myProductライターの原です。
この度、弊社オウンドメディア「CRAFTRIP」、特集第4弾の制作がスタートしました。
今回の舞台は、温泉の湧出量日本一を誇る「おんせん県、大分」です!
そんな温泉街として有名な大分県ですが、しいたけ栽培の発祥地ともいわれています(諸説あり)。
今から約400年前の江戸時代初期。豊後国佐伯藩千怒の浦(現在の津久見市)で、源兵衛というおじいさんが炭焼き用の材木にしいたけが生えているのを発見。そこから人工的な栽培を思いついたのが、しいたけ栽培の始まりといわれています。
大分で始まったしいたけ栽培は九州一帯に伝わったといわれ、山口県に残っている明治時代のある記録には、「しいたけ製造には必ず豊後人を雇わずを得ず」とあるそうです。
また、栽培に限らず、大分県は干ししいたけの生産も盛んです。
全国の干ししいたけが集められ、専門家が順位をつける「全国乾椎茸品評会」では、大分県が団体の部で23年連続優勝、55回の優勝数を誇ります(2022年時点)。
量も質も、全国トップクラスの大分の干ししいたけですが、年々需要が低迷しているという課題を抱えています。
ちょうど今、旬を迎えているしいたけ。飲食店で見かけることも多く、最近口にした方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
一方で、干ししいたけを最近口にされた方はいらっしゃいますか?
まさに、これが大分の干ししいたけが直面する課題なのです。
昭和中期までは“はれの日”に食べる高級食材として流通。
しかし、時代の変化とともに“はれの日”の文化が衰退し、干ししいたけを食べる機会が減少。食卓に並ぶ機会もほとんどなくなってしまいました。
正直、私も干ししいたけを食べる機会があまりないので、この事実を知ったときは驚きませんでしたし、「そうなのか」と関心は高くありませんでした。
しかし、干ししいたけについて調べていくうちに、「なんてもったいないことをしていたんだ!」と、干ししいたけを手に取らずにいたことを後悔しました。
しいたけには、3大うま味成分の1つ「グルタミン酸」が含まれています。これだけでも食欲をそそりますが、干ししいたけには、これに加えて3大うまみ成分の「グアニル酸」も含まれています。
2つのうま味成分が含まれているからすごいというのはもちろんですが、この「グアニル酸」は、干ししいたけにしか含まれていないともいわれています。
つまりは、干ししいたけのうま味は、唯一無二なものなのです!
そんな食材を家庭で楽しめるなんてうれしい限りですが、明日から買い物リストに入れるかどうかは、また別の話なのではないでしょうか。
きっとその背景には「どうやって調理していいかわからない。そもそも何に入れていいかわからない」という理由が少なからずあると思います。
そこで、干ししいたけを手に取らずに後悔し私が代表して、大分でその魅力を調査し、発信していきたいと思います!
皆さま、ぜひ調査結果を楽しみに待っていてください!
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