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書くことは、経験をリサイクルすること
歯を磨くように書くことが習慣化してから、ほぼ1年が経とうとしている。そして気付いたことは、書けば書くほど、入ってくるものが多いということだ。
書くことは、出すことだと思う。経験したことや、心の中で感じたことを文字(形)にして外に出すこと。出すことが楽しくなってくると、同時に『取り入れること』をたくさんするようになってくる。
出すために、取り入れるという感じだ。何だか呼吸みたい。そんな心躍るサイクルが、いつしか私の中に出来上がっていた。
するとちょっと悲しいことが起こっても、そこから何が学べるだろう?どうやってこの出来事をおもしろく文字にして出せるだろう?って考えるようになったのだ。
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例えば、私がカナダで最初に働き始めたローカルなカフェは、時給が594円だった。
その後オーナーとバトルして、無事正しい額の小切手を郵送してもらうことに成功したのだけど、自己主張が大大大のニガテな私にとって、外国人の、男性の、強そうなオーナーに業務後に1対1で『違法だと思います。正しい額を支払ってほしいです。』と声をかけることは、何っっともストレスの溜まることだった。それはもう、嫌いなトマトを一気に5個くらい口に詰められた感じだ。
(事後、彼氏と電話して大泣きして、ニキビができた)
それでも、この経験から必要なときには自己主張をすることが大事だよなぁと学んだ。
さらにそれを文字にすると、誰かに届いて、広がっていった。
書いて出すことは、まるで瓶に入ったお手紙を、海に放り投げることみたい。
すると私のように自己主張がニガテで苦しんでいたどこかの誰かが、いつか偶然拾ってくれるかもしれないのだ。
『自分が大切に扱われていないなぁと感じた時は、我慢せずに声をあげるべきだと思ったのだ。』
— くずもと@優秀な凡人 (@kuzumcto) January 19, 2020
角を立てまいと生きてきた人に届いてほしい記事でした。
自己主張は自分を守るための武器。『時給594円事件inカナダ』|りこぴん @rikointoronto #note https://t.co/Tr9QHPzo3p
文字にして出したことによって、悲しみ損をせずに、むしろ悲しみ得をして、私のやるせない気持ちは、無事成仏したのだった。
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全ての出来事に意味がある。
書くことを始めてから、出来事に隠れている意味を探す癖がついた。
だから悲しい経験や、悔しい経験、失敗をしても、どうやったらここから新しいこと学べるかなぁ、どう文字にしたら、おいしくなるかなぁ、うしし....(笑)って考えてる。(ただの変態)
でも、経験をちゃんとリサイクルして還元できてる感じがして、好き!
これだから書くことは、やめられない。
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