迷うことで、道を知る
「こうした方がいい」
「やめた方がいい」
という言葉は、身近な人に言われるほど辛い。
20代前半の頃、とある大きな決断をしたときに
やめた方がいい!
お前はどうかしている!
考え直せ!
どうせ失敗することになる!
とケチョンケチョンになじられ、号泣した。
そのとき夕ご飯を食べていたけど、ご飯の味がまったく感じられないくらい落ち込んだ。
あのときよりも大人になった今考えてみると
当時身近な人が言ってくれた「こうした方がいい」とか「やめた方がいい」という言葉は、いじわるではなかったことが分かる。
多分、わたしに失敗してほしくなくて、傷ついてほしくなくて言ってくれたんだろうなぁ…と。
わたしよりも長い年月生きた人たちだから
わたしよりも未来を予想する能力が高くて
だから安全な道から外れてしまわないように、おせっかいしてでも引き止めようとしてくれたんだと思う。
優しさだったんだと思う。
でも
わたしは、たとえ失敗する可能性が高くても、手探りで進むことに価値があると思っている。
回り道をすると、結果的に色んな道を知れるからだ。
たまにはよく分からなくなって迷ったりもする。
でも、あちこち動き回っているうちに新しいルートを見つけるかもしれない。
わたし、そっちが好きだぁ
「生きてるなぁ」って感じがして好きだぁ。
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この先子供を産むかどうかはまだ考えていない。
でも、もし自分の子供がいたら
私はその子の占い師になるんじゃなくて
応援団長になりたい。
「いってこい!」
って、冒険させてあげたい。
近道よりも、回り道の方が多くの道を知れて
きっと、濃い人生の旅になるからだ。
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