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Mi
2021年5月23日 21:21
前回の続きです。前回はこちらから。そんなこんなでファミレスでバイト、親に隠れて風俗でバイト、空いた時間に学校へ行くというなんとも不自然な生活を続けていた。高校生活は周りの友達が学校に来なくなってから私もだんだん行かなくなったが、物理担当のO先生だけはずっと私を気にかけてくれていた。学校に来て授業をサボる私を見つけては、普段は入れない物理準備室に私を招いて「コーヒーしかないよ」と理科の実
2021年3月10日 20:08
前回の続きです。前回はこちらから。高校に進学するためには両親に学費を出してもらう必要があるので、進学の許可が下りるようなプレゼンをしなければならない。行きたい高校について調べ尽くし、なにを言われても反論できる準備をし心臓がはちきれそうな思いで「この学校に行きたい」と言った。「この学校なら出席日数が足りない私でも受験資格がある。それに単位制の総合学科だから自分で取りたい授業を選択することもできる
2021年3月9日 10:38
前回の続きです。前回はこちらから。それからの毎日は、世界がどんより灰色になったように、とにかく憂鬱で仕方がなかった。何よりも「おねーちゃんのせいで!」という次女の言葉が何度も頭の中でこだまして私を苦しめた。自分の人生は自分で決めるんだと自ら選択したものの、結果尻尾を巻いて逃げ帰って来て、更には妹の居場所まで奪うことになってしまった。後に私のいた一時保護所は児童虐待の疑いでニュースに取り沙汰され