【DTM初心者必見!】ミックスで使うステムデータとは...??
アノニマスDTM編集部でございます。
今回はステムデータの概要に関してお話したいと思います。
パラデータはパート関係なく個別にトラックを書き出し、ステムデータは特定のパートを1つのトラックにまとめて書き出します。
主に上記のようなシーンでステムは必須となります。
一例として、アレンジ・ミックスでステム作成するまでの工程をざっくりご紹介します。
画面内はパラを並べ、簡易的なミックスまで終えた段階です。これよりステムを作成します。
ベース、キック、スネア、ハイハット、サブベースはパラにし、それ以外はステムでまとめてます。
パラを並べただけの画面よりもスッキリしましたね。※ステム作成時は極力音量バランスやローカット程度に留めることを推奨します。
別途サミングトラックを作成します。これは同じパートが複数トラック存在する場合に有効で、ミックスの効率化に繋がります。
VUメーターを確認しながら全体の2mixを書き出す。マスタリングで音圧を稼ぐために、ヘッドルーム(黄枠)は多少余裕を持たせておくのがベター。
で、完成したトラックです。パパっとライスで作ったものですが、興味ある方はご試聴どうぞ。(※ヘッドホン推奨)
パラやステムはクリエーターによって扱いが様々ですし、近年、ステムの定義も人によって解釈が異なってきています。
元々のパラデータ=ステムと考える人もいれば、サミングトラック=ステムと考える人もいます。
まあ、先方と不一致が生じないなら解釈はどれでもいいと思います。
クリエーターによっては編曲・ミックスまで自身で行う場合もあります。昨今はストリーミング配信の影響から、作曲と編曲は自身で行い、ミックスは外注するケースが増えています。
今後他者とデータを共有する機会が出てきそうなら、今のうちにステムを意識しておくのも良いでしょう。
DTM初心者さんは、機会があれば1回プロのエンジニアにミックスを依頼してみると良いです。相手がどういうデータを望んでいるか事前に伺い、内容に沿ったステムを作ってみましょう。
以上、ざっくりステムのお話でした。
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