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2分で読める子育てエッセイ№800『一斉に黙れない、わが家の面々』
ある日、小6の娘がリビングで静かに宿題をしていた。これはいい、仲間がいるみたいで心強い。ワタクシも娘と同じテーブルにPCを持ってきて、明日の投稿分の作品を書くことにした。
ところがしばらくして、突然娘が大音量で歌を歌い始めた。
「お母さん、この曲知ってる?」
音楽までかけ、ノリノリで算数の計算を始める娘。
「私ね、音楽を掛けた方が宿題はかどるの~」
静かに文の推敲をしたい派のワタクシ。静寂を求めて、作業場所を変えた。
しばらくして、こんどは小3の息子にゲームを借りて、いわゆるオチゲーを始めたワタクシ。まばたき少な目で、ドンドンスピードアップしていくるゲームを楽しんでいたら、息子がこう話しかけてきた。
「お母さん、世界の国で人口が1番多い国知ってる?」
なんて?
「だから、人口が多い国。3位まで言える?」
ごめん。そのクイズ、今でないとダメ? お母さん、ドンドン落ちてくるブロックが気になって、それどころではないんだけど。
全く話が頭に入ってこないのに、息子が容赦なく話しかけてくる。
「今日、給食は何だったでしょうか。あててみて~」
「お母さんがもし魔法使いになれるとしたら、どんな能力がほしい?」
「ココア作って~」
「ポテチどこ~」
ゲーム内のブロックが積んで、息子の質問の返答にも積んだ。
ゲームどころではなくなったのでゲームを諦め、息子とおしゃべりすることにした。
「えっと、人口が多い国だったよね? ココア飲みながら話する?」
ところが、ワタクシがゲームを辞めた途端、息子は入れ替わりでゲームを始めてしまい、こんどは息子が無口になった。
「お母さん、しーっ!」
ひょーっ! なにそれ。
仕方なくリビングに戻ったら、娘がわが家の小鳥、キンカチョウとたわむれていた。ワタクシの足音に警戒した小鳥たち。一斉に飛び立つ。
それを見た娘
「もうっ、お母さんがソーっと入ってこないから、小鳥ちゃんたち驚いてどっかいっちゃった。せっかく指先をツンツンしてくれてたのに」
こんどは、あっちでもこっちでもうるさい人扱いのワタクシ。
なんだかな。
ちぇっ。
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