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2分で読める子育てエッセイ№509『雨の日の不思議』

子供達が帰って来る時間に大雨が降っていた。

そろそろかな~と待っていると、小2の息子が猛ダッシュで帰ってきた。
「ト!トイレトイレ!」

ランドセルを下ろし、水筒をその辺に投げ、慌ただしくトイレに駆け込んだ。

ふうっ。セーフ。

出てきた息子にこう声をかけた。
「いつも言っているけど、もう少し余裕をもってトイレに行きなさいよ!」

すると、息子は分かってる と言いた気な顔をしてこう言った。
「帰り道にお水がジャージャー出てくる所があるでしょ?」

通訳:ご近所のカーポートに雨水の排水パイプがある。どういう訳か大人の腰の高さで外の道路に向かって放水。雨の日、息子には完全に遊び場に見えてる。

「あそこで傘をくるくる回して水で遊んできたの。」

え?またあそこで遊んだの?
暑い時期なので風邪をひく心配はしていないけれど。

「そしたら急にトイレに行きたくなって、ダッシュで帰ってきた!」

一瞬息子の年齢がわからなくなった。
うちの息子は小学生。

え~っ!もしかして、お水の音を聞いたらトイレに行きたくなる現象?
大人だけだと思っていたけれど年齢関係ないの?

ワタクシそんな事教えた事ないよ?

立派な言い訳にそれ以上くどくど言う気が無くなった。
人間の不思議をまた一つ体感した。

間に合って何よりです。
次の雨の日には帰宅時間に合わせてトイレのドアも開けておくね。


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