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2分で読める子育てエッセイ№813『たまにはお断りしたいタイミングもあるんだけど』

超ロングヘアの小6の娘。髪の毛を乾かすのもひと仕事。タオルとドライヤーを使って10~15分も掛かる。30秒ほどで乾く息子と比較すると、なんと頭30個分。ワタクシとは違い、細くきれいな髪なので切りたくない気持ちはよくわかる。
そんな娘が毎日、時間をかけて乾かすのが大変だろうとダンナが新しいドライヤーをプレゼントした。
「これメッチャ早く乾きます、っていうのがウリなんだって」
お陰でほぼ半分の7~8分と、時短に成功した。
でも、買ったかいがあったとちやほやしたのは、ホンのちょっとの間だけ。すぐに娘の髪がバサバサになってしまった。そのためブラッシングに余計な時間がかかるように。せっかくのダンナの心遣いとお小遣いが台無し。結局、泣く泣く元のドライヤーに戻すハメになった。

ある日、娘がちょっぴりお疲れモード。髪の毛を乾かすのがめんどうになったのか、ワタクシにこう声をかけてきた。
「お母さん、髪乾かすの手伝って~」
でも、自分の髪も乾かしていない状態だったワタクシ。たまにはお断りしたいタイミングもあるんだけど。そこで逆にこう甘え返してみた。
「ついでにお母さんのも乾かして~」
ワタクシがこう言ったら、きっと娘は
「え~、それだったら自分の髪はお互い、自分で乾かそうね」
と言い出すハズ。

ところがそれを聞いた娘、ワタクシにこう声をかけた。
「リアルリカちゃんゴッコしたい人! 早いもん勝ちだよ~」
それは髪の長い超有名なお人形さん。ワタクシ持っていなかったのでもちろん遊んだことはない。
「何それ、おもしろそう。だったらやってもイイかな・・・」
珍しいフレーズ、そして、早いもん勝ちという煽りに乗せられてしまったチョロい、ワタクシ。こんなハズではなかったのに。
ちぇっ。

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