見出し画像

2分で読める子育てエッセイ№753『炙りカルビ、後日談』

先日「炙りカルビ」が上手く言えない、という事実に気がついた。




ワタクシ、衝撃だった。
「日本語だよ? 大人だよ? ふつうにメニューにあるヤツじゃーん」


でも、どう言い訳しても、何度言っても

「あぶり、かぶり」
「あるび、カルビ」
「あびり、かぶり」
の三段階活用に行きつく。

さらに「炙りカルビ」だと言えていたダンナが、途中から言えなくなった。
それを見て、

「これは炙りカルビの呪いだ」
とワタクシ、ウッカリ口にしてしまったのが、いけなかったのかどうなのか。


次の日。
うっかり出かけた時間が中途半端。
フードコートで、予定外の昼ごはんを食べることになった。

自分のお腹の具合と相談して、好きなものを頼めるのがフードコートのいいところ。

「なに食べる?」

と訊いたら、小3の息子がメッチャいい顔してこう答えた。

「モスのカツバーガー」

その10分後。
それぞれ注文したものを全部集合させたら、ビックリするような事態になっていた。

ダンナ「石焼牛ピビンパ」。
小6の娘「モスの焼き肉ライスバーガー」。
ワタクシ「牛カルビ丼」。

うそーん。
結局なんだかんだってみんな「炙りカルビ」の親戚じゃーん。

さらにその後、
「お母さんちょっと頂戴」
と小3の息子に、ワタクシの牛カルビ丼をゴッソリ持っていかれ、ダブルで衝撃がはしった。


何度も何度も「炙りカルビ」を唱えたせいで、いつの間に自己催眠。
「炙りカルビ」を食べないと気が済まない呪いにかかってしまっていた。


炙りカルビの呪い。
また、さ来週あたり試してみよう。

うけけ。



この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,581件

#親子で楽しめるゲーム

1,812件

サポートありがとうございます!  迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す  ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ