2分で読める子育てエッセイ№185『なぜ、これをしようと思ったのか・・・謎』
寝る時間を過ぎても全然寝ない子供達。電気を暗くして横になっても、
いつまでも色々と話しかけてくるので、ワタクシ、イライラし始めた。
『早く寝なさ~い』
と ここで怒り始めたら、拗ねる泣くとさらに収拾つかなくなる。
そこで、自分を落ち着かせるため キャラを変えることにした。
『21時をもってお母さんの業務を終了します。また明日~お休み。』
と、閉店の曲を気持ちよく歌って、目を閉じた。
何事かと息子が声を掛けてきた。
『お母さん?』
『ウイーーン。オ手伝イロボットノ アキコデス。
オ母サン寝テシマイマシタノデ、ワタクガ聞キマス。
何ノ用デスカ。』
『ねえねえお母さんだよね?』
『オ母サン寝マシタ。イチ君 早ク寝ロ。』
抑揚無く言うと笑うどころか不気味がって、ますます寝ない。
『お母さん?お母さん?!』
めちゃくちゃ不安になってきたらしい。
大失敗。このキャラは嫌われしばらく出番がなかった。
ところが、先日これを思い出した息子がまさかのリクエスト。
今度は、息子がノリノリで寝ない言い訳を並べてくる。
『耳が痒い。爪が伸びた。何だか足の辺りが痛い気がする・・・』
そして、
『アキコさん。ぼくのパンツ、引き出しになかったよ』
と、洗濯物の文句まで。
『おパンツ沢山アリマスヨ。イツモノ所二入ッテイマス。良ク探シマシタカ』
とうっかり返事した途端、お姉ちゃんまで大爆笑。
『おパンツって・・・』
寝るどころか、大興奮で大笑い。子供二人全然寝なくなってしまった。
この日以来、アキコさんは人気者。
で、ちっとも眠りゃしない・・・
何で、ワタクシこれをやろうと思ったのか・・・今では謎・・・
他にも何かあっただろうに・・・とほほ
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