ハイジュ

東北の郡部で夫と2人で自営業をしています。アラ還。国民年金だから死ぬ前日まで働かねば。

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東北の郡部で夫と2人で自営業をしています。アラ還。国民年金だから死ぬ前日まで働かねば。

最近の記事

愛と孤独にむせび泣く82歳

父が入院して5ヶ月過ぎた。父の病状は悪い、良い材料はない。折り合いをつけるための治療が続いている。 母は、いきなり単身生活になり、父に怯える生活からは解放された。よかったよかった。 じゃないのだな、現実は。 夫婦はかなり前から寝室を分けていたが、父の入院後、母は自分のベッドで寝られなくなった。リビングのソファなら寝られるとわかったから、毎晩、ソファで寝ている。そんなことは息子も娘も全然知らんかったわ。ソファはかなりの古さだし、寝心地悪そうなんだが、実際に試してみて、きちんと眠

    • 60歳〜65歳をどう暮らすか?

      今、自営業フルタイムで働いているが、ゆえあって職場の先行きが不透明で、先の心配ばかりしている。 シニアの非正規募集は、それなりにある。ハローワークにもネット求人サイトにもある。未経験可の求人がある。今の仕事の職務経歴が活かせそうな求人もある。持っている資格が活かせそうな求人もある。安心を得るために「ある」を探している。 心配しない人生には縁がなかったなあ。心配して働いて、何とかなってきた。ごくごく普通だと思うんだよね。 何で60歳以降の暮らしが不安なんだ?? 年金受給が65

      • 自営業からの仕事探し

        1997年に準備をして、1998年に開業した。 夫が医師で私が電話対応事務雑用掃除経理全部。 妊娠中も出産明けも、子どもが乳幼児のときも、 融資の借り換えをしたり、問屋と交渉したり、診療報酬改定も確定申告も、システム屋さんとのやりとりも、全部一人で対応してきた。ついでに地区やPTAも全部だ。 名前のついていない作業は全部やったと思う。 医院は、医師の働きでのみ成り立つ仕組みなので、丈夫じゃない夫に無理をしてもらうのは、ちょっと不安だったから。 繁盛していない医院運営ながらも、

        • 最適解がわからない

          父が精神病院に入院して2ヶ月、服薬調整が上手くいかず入院は長引くだろう。父はストレスがたまるようで様々なことがあり、先日発熱して検査したら肺炎を発症、転院しないでこのまま治療することになった、ありがたいことです。 面会は解禁になったので、母はたびたび出かけているらしい。 母が弟に言う内容(対面) 母が私に言う内容(電話) ニュアンスもあるが、なかなか違う。 弟に言いにくいことを私に言い、私に言いにくいことを弟に言う、甚だ面倒。 母にうっすら認知症があるだろうことを、母にも周

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          父の入院と母の単身生活

          父が入院して母の単身生活が始まった。予想通り、母は精神的に不安定になっている。 「一人ぼっちになってしまった」「離婚なのかしら?」 「おとうさんのことをきちんと説明してほしい」と、私や弟にたびたび電話がくる。 父の病状を隠しているのではないか?と疑われている。病院から報告を受けていないから私たちも知らないのだよ。 これだな〜、としみじみ思う。 母のしつこさと、自分が除け者にされているという感情と被害的妄想の拡大。もともとの性格と認知症な老いのミックス。物忘れしちゃえばいいこ

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          逆ルージュの伝言と気合1

          14日、とうとう、父が母を殴った。 母は殴られると思っていなかったもんで、恐かったらしい。 15日、母は嫁ちゃんに電話して経緯を話した。 「逆ルージュの伝言」 母は隠したがったが、義妹からすぐに詳細報告電話をもらう。 「今でしょ。」 私は母に電話して、すぐにタクシーを呼んで二人で精神病院に行くように言った。めずらしく指示に従った。 診察担当医から私に電話があり、本日は入院できないこと、薬の副作用の可能性があるから服薬を止めることの説明があった。 病院会計後、父は怒って病院から

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          スルーできない老夫婦

          今度は父の補聴器案件です。 父は年齢相応に耳が遠い、経年劣化、90代だもの。 「耳が聴こえにくい、聴こえない」ことを本人も同居人(母)も生活の中で受け入れられない。だから、補聴器ユーザーなんだけど、補聴器にまつわる細かいトラブルが、まあ多い。補聴器本体との相性や、聴こえ具合の満足度、そして、補聴器屋さんに行くまでのあーだこーだと、補聴器屋さんでの父の恥ずかしい振る舞いと、母とのトラブルなど。 父は耳が遠いから声が大きい、母はそれが嫌みたい。 補聴器屋さんに夫婦で出向いて、父が

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          雑草と万葉と恋歌と方言1

          夏は、畑の畝に生える雑草をむしる。一番多いのは、当地名「ひょう」。茹でてからし醤油で食べるも良し、茹でて干しておいて、年末のおせちの材料にするもの良し「ひょうっといいことありますように」は、当地の正月料理の一品です。おせち料理はダジャレだなあ、しみじみ。食べられる雑草には役割も人権もある。 ひょうは、茎が頑丈でどこまでも長くぬるぬるしています、引っぱるとどこまでもついてきます。 牧野富太郎氏の小エッセイを読んだら、ひょう=スベリヒユ=いわいづるの話題で、万葉集にいわいづるを詠

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          ヒマで元気ということ

          先日、実母の愚痴電話を強引に止めた。 なんということでしょう、弟の奥さんに愚痴電話を60分していたことが判明して、とりあえず平謝りに謝った。実母の愚痴言いたいパワーったら恐るべし、トホホ。弟の奥さんに迷惑かけちゃ困るなあ。そのパワーを発電に使えればいいのに。 「父のデイサービス恋文事件」(と私たちは名づけた)みたいなことは、女性同士ならわかり合える!!と、実母は思っているらしい。そんなことはないのに。しようがないから、月2回くらいは、私から電話するように考えます。 原則在宅の

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          娘は母のサンドバッグなのか?

          高齢になっても親娘は親娘、わかっています。 育ててくれてありがとう、はよくわからないが、安くない大学学費を出してくれてありがとう、感謝しています。私史上一番感謝しています。 親二人にも、何度も声で感謝を伝えてます。 しかし、母からの愚痴電話をもう引き受けたくない。あらゆる愚痴をぶつけられて、私の心はダメージが深い。 つかれたよ、おかあさん。 母は私のことを、気のおけない人と思っていて、「こんなことはあなたにしか言えない」と言うのだが、それは違う。私は母のことを母としか思ってい

          娘は母のサンドバッグなのか?

          老夫婦たいへん記 悋気は一生もの

          ようやっと、全容がわかってきた、実両親のことである。 父はデイサービス通所先の同年代の女性に岡惚れされたらしい。ラブレターやお菓子を手渡しされて、浮かれる気持ちと母に隠さなきゃという気持ちと、何かを頂いたらお返ししなきゃという気持ちで、父の行動や言動はおかしくなったんだろう。個人同士の物のやりとりは、施設利用の規則違反でスタッフから注意されたこともあり、結局、父は自らデイサービス通所を退会した、退会してからその女性とはそれきり。 そんななか、母は気持ちがどんどん不安定になって

          老夫婦たいへん記 悋気は一生もの

          電話は魔物

          相変わらず、ときどき母に電話をする。変な時間にあちらからかかってくるのを防ぐための策なのだな。先ほど電話したら、なんとまあ体調不良で少し体温高めと言うので、一応あーだこーだ対策を伝えておいた、明日朝、様子伺いの電話をしなくちゃ。 体調不良の割によくしゃべる、父の愚痴は止まらない。時系列がグダグダになっているから、父がデイサービス通所中にモテモテでプチトラブルがあったことや自身の悋気を昨日の愚痴のように語り続けて、こちらはうっとうしい。もう、父はデイサービス通所を止めたんだから

          電話は魔物

          老いの予習

          母からの「電話でおしゃべりがしたいのよ」という内容の電話に、上手く対応できなくて、静かに落ち込む。 父は、自分の意志でデイサービス通所を正式に止めたが、未練があるらしく、母は、「退会を引き止めるべきだったか」と思って悶々としている。いやいやいや、やめどきだったから、いいんだよ。 父が母に大声をあげる頻度は減ったらしい。それでも何かに満足できない母。 両親とも生活は自立だから、私は、両親の介護行動をしていない、だからまあ、電話の相手は引き受ける流れで、いたしかたないものの、永遠

          老いの予習

          デイサービス退所

          続ける、止める、の逡巡があり、父はデイサービス通所を正式に退会した。 「好きで好きでしようがない」と言っていた女性には会っていない。現実のことだったのだろうか。 母から私あての鬼電は、頻度を上げて継続中。母にとって、私はサンドバッグかゴミ箱だなあ、私が10代からそうだった。 父母が安全に一緒に生活していけるのか? もし、難しいのならば、何かの策の下準備を始める。 コンプレックスや過去の恨み妬みをぶつけ合う高齢夫婦を眺めつつ、それにはどちらにも味方したくない私。 むしろ、自分の

          デイサービス退所

          高齢親の恋

          コロナ禍で遠方の両親を三年間放置しました、しようがない理由がこちらに複数ありました。 妻ある軽度認知症父が、通所デイサービス先で認知症高齢単身女性に恋??をしていた。はあ。マンガか?マンガなのか? 妻に「その女性が好きで好きでしようがない」と熱弁を振るったらしい。 妻(私の母)は、嫉妬か?抑うつか?投げやりな気持ちからの体調不良やらなんやら。 新喜劇やマンガなら笑っておしまいなんだけどねえ。 「恋」部分は放置するとして、通所先でトラブルからの退所勧告があるかもしれないなあ。父

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