ブレーキを外してしまおう
引き返さない。
願望。あれをやりたい、これをやりたい、という思い。それは、一人一人の中に溢れている。その欲求は計り知れない行動力を生み出す。願望への思いが強ければ強いほど、行動力は爆発的だ。だから、願望が明確になっている人は強い。人間が本来持っている創造的エネルギーを使えるようになるからである。
願望への強烈な思いがあれば実現に向けて一直線であるが、なかなかそうはいかない。なぜなら、その思いにストップをかけるもう一つの強烈な思いがあるからである。それが、恐怖心である。心の中には、期待と不安が共存している。ある時は、期待が優位に。また、ある時は、不安が優位になったりする。
期待と不安。言い換えれば、アクセルとブレーキである。この2つの思いをコントロールできるようになると、願望達成へとグッと近づくのである。願望への強烈な思いはアクセルを全開に踏むことである。アクセルを踏めば、当然、前へ進んでいく。しかし、アクセルを全開に踏んでいるのに、前に進まないことがある。それは、どんな時かというと、同時にブレーキも全開で踏んでいるときである。「これをやりたい」とアクセルを踏んでいるのに、「やったらどうなるか分からないから怖い」とブレーキも同時に踏んでいるのである。アクセルもブレーキも同時に踏んでいると、エネルギーは異常に使っているのに、前に進まないというジレンマが生まれる。すると、精神的スタミナもなくなってきて、「や〜めた」ってことにもなりかねないのである。
2つの思いをコントロールするには、不安というブレーキを外さなければならない。ブレーキを外すことができれば前に進む。では、どうやってブレーキを外すのだろうか?それは、ブレーキを外そうとしないことである。アクセルを踏むことに集中するのだ。そして、アクセルを踏むことを肯定し続けることである。不安を取り払おう、なくそう、とすればするほど、不安はより大きくなる。集中するものは拡大する。不安に思考を集中させてしまうと、より不安を拡大させることになる。だから、思考の焦点をアクセル、つまり期待へと移すのです。
「これが出来なかったら嫌だな」という気持ちから、「これが出来たら最高だな」という気持ちに意識を集中させることです。これは、とても簡単なこと。理想のイメージを思い描けばいいのです。ただし、思い描いた直後に、「やっぱり無理かも」なんて気持ちを元に引き戻してしまったら、前には進めないのです。ですから、自分の願望を肯定し続けることが大切です。
願望を肯定し続けるときに、役立つのがやはり言葉です。恐怖心はとても強い。本能的なものですから、強烈なのです。人間は現状を変えようとすると本能的に恐怖心が生まれるようになっています。本能は変化をさせないように悪事を働くのである。だから、現状に引き戻されそうになったら、言葉で願望を支えていくのです。そのとき、願望を肯定し続けてくれる言葉は“これ”です。
「このまま進んでいい。ドンドン進んでいこう。必ずできる。すべてうまくいく。」
不安や恐怖心が出てきたら、この言葉を投げかけて、自分の願望を肯定し続けよう。すると、不安や恐怖心はさっぱり消えてなくなります。この言葉を願望を支える一つの武器にしてみてはいかがでしょうか。きっと、ステキな未来がやってきます。
“ブレーキを外していますか?”
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日もステキな一日になりますように。
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