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ふと 髪に触れられた


ここ3、4年ほど
ずっと伸ばしていた
長かった髪を切りました。


30cmくらいでしょうか、、

目的はヘアドネーションだったけれど
それ以上でも以下でもない。


せっかくであれば長い髪をあげたい。

でも一旦は
30cmが目標だった。

その長かったゴールはもう目前だ。


本来であれば
長ければ長いほど良いが
流石に1メートルの予定はなかった。



ある日、ふと
切ろうと思った。

理由は憧れている黒髪の女性に
長い髪は邪気が溜まるから
定期的に切った方が良い。と言われたのだ



少し驚いた。

でも
そう思った翌日には
美容院の予約をして
午前中には向かっていた。



それにしても

いつもゴールを

間近にして思うことがある。


もっと達成感や

ワクワクすると思っていた。



だって長年だった夢が実現するのだから。



当日は案外
落ち着いていて
特にこれといった達成感も無く
既にロングヘアへの未練は無かった。



数秒後には

短い髪に愛着が湧いていた。



恋愛もそうだ

一度決めてしまえば

切り替えが速いのだ。




物理的に頭が軽くなった。

ただそれだけだった。



髪を切ったその夜、
イケメン男子からLINEが届いて
翌週に会うことになった。



そういえば彼は

ポニーテールをした女性が好きだ。



そんな彼は

ショートヘアにした

私を見て一体なんと言うのだろうか。



①  「あれ?、、、どしたの?」


②  「髪切ったの?」


③  「えーーー
      短くなってるーーー!!!」




一番最後の答えは

絶対違うだろうな。

多分、2番目だろう、、、




翌週の夜、

彼が家に遊びに来た。




仕事終わりに

コンビニへ寄って

アイスを買ってくれたそう。



玄関へ入ってからの

第一声は案の定、

2番目の答えだった。



「髪切ったの?

 似合ってるじゃん。
 
 それにしても思い切ったね、」



久々会った彼は

いつもとなんら

変わりのない彼だった。


暫くして彼から

「 おいで 」といわれて

私は素直に彼の膝の上に座った。




膝に触ると

頭をポンポンとされ

髪を優しく撫でられた…



髪は短いのに

襟足まで敏感に感じた。




彼の手は綺麗で

優しくて好きな手だ



彼は黙って2、3回

髪を撫でていたけれど

一体何を想っていたのだろう。




もっと堪能したかったな、、、



彼の手が触れる。

触れたり、

触れられたりも出来る。




つぎは

触れられる事 を もっと堪能したい。



お洒落なカフェで 刺激的な記事を書きたい☕️