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BOOK:「船乗りクプクプの冒険」

北杜夫さんの「船乗りクプクプの冒険」。新潮文庫。
中学生の頃に読んで、はじめて小説で笑いました。
「諸君のうちで宿題の好きな人がいるだろうか」ではじまるこの物語は、ちょっとおバカで魅力的な主人公が「執筆途中で姿をくらましたキタ・モリオ氏を追う」というメタ的な冒険に出るという、とってもおもしろい作品なんです。

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この作品の、肩の力が抜けたような、ちょっとふざけたようなノリを体験したことによって、小説というものを一気に身近に感じられるようになった一冊です。
あまり本を読む習慣がない、本をおもしろいとおもったことがない小・中学生に、読書のきっかけを与えてくれる本としておススメします。

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