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⭐️【並列読書】が習慣化に超有効な5つの理由とは? 〜並列読書③

本日は、前回に引き続き、読書術【並列読書のススメ】です。

以下では「読書」と書きますが、そっくりそのまま「仕事」や「タスク管理」と読み替えていただければ、爆発的なパフォーマンスにつながる「可能性のある」ものになっています。

関連記事はこちら。(多分、読んだ方がわかりやすい)

🔴おさらい

(前回、前々回をお読みの方は、次の🔴まで飛ばしてください)

今日の記事は、こんなテクニックについて、

⭐️内容
①読書や作業を効率化し、
②記憶や潜在意識に定着させ、
③日常生活への重大な影響を与えることのできるテクニック(仮説)

こんな問題意識のある人に向けて、書きます。

⭐️こんな人に・・・
・読書を習慣化したい。
・読みたい本はあるけれど、なかなか消化できない。
・読んだ内容が【その時は理解】するけれど【定着】しない
・『読む』と『整理する』を一体化して読書の成果を高めていきたい。
・同時に読みたい本が2~3冊以上ある。積読ばかり。
・読書の内容を潜在化して、日常生活での【気づき】や【アクション】につなげたい。

復習

これまで、複数の読みたい本やタスクを、1日ごとに区切る(=直列)ではなく、1日を短く切って、毎日少しずつやるという並列のススメを書いた。

◆直列読書: A~Eの本を1日1冊。5日で5冊読む。
◆並列読書: A~Eを小分けにして、それぞれ毎日少しずつ。

①まず、最初に実例を図とともに示した。

②次に、【並列読書】にはさまざまな心理メカニズムがあり、【集中力】【記憶力】が高まることを仮説として提示した。

⭐️並列読書の効果
並列読書①(リンクはこちら)より
【締切効果】による集中力UP
【学習スケジューリング】による記憶効率UP

並列読書②(リンクはこちら) より
【スコトーマ外しによる無意識学習効果】

今回は、並列読書が習慣化に有効な3つの理由を示せたらよいと思っている。

🔴そもそも習慣化の5つのプロセスとは?

まず習慣化は、つぎの順番で起こる(持論、仮説)

⭐️とてもシンプルな習慣化のプロセスとは?
❶重い腰を上げる
❷やる
❸できる (結果がでる)
❹貯まる (結果が積み上がる)
❺手放せなくなる(結果を失いたくなくなる)
❻キモチイ〜

やはり最初が肝心。大事なのは、❶『重い腰を上げる』 と❷『やる』である。
ちなみに❸〜❺については、この辺の記事に「書いた気がする」

それはさておき、もう一度言う。
やはり最初が肝心。大事なのは、❶重い腰を上げる と❷やるである。

⭐️腰が重いのは何故か?

腰が重い理由①:手間
一つは、やるまでのハードル(=手間)の数が問題だ。ゲーム機のプラグを抜いて、箱にしまうような仕組みの家は、子どもがゲームをする時間が減る。逆に、スマホのように「タッチ」という【一手間】で始められるゲームは、中毒になる。そういう話。

手間と習慣化については、いずれ【手間減らしの美学】という台で記事を書きたい。私は、【手間を減らしてシンプルにする】ことが人生の上位課題の一つだからだ。それを考えているだけで、最高に幸せだ・・・(笑)今回は話が逸れるので、やめておく。

腰が重い理由② 「時間が必要」という思い込み
『読書は、集中が必要。時間が必要』という思い込みが【腰の重さ】に繋がっている。

やってみたらいいが、時間などはいらない。
以前、本が読みたすぎて、隙間時間を探しまくった結果、つぎの時間が使えることに気づいた。

・高速道路のサービスエリアで30分
・職場の駐車場についてからの10分
・妻が入浴中の10〜20分
・トイレ中(5分)

やってみるといいが、相当捗る。特に車の中は以上に集中できる。「10分経ったかな?」と思ったら、あと4分くらいあるのだ。本当にビビる。

だから、集中や時間が必要というのは思い込み

では、それが並列読書とどう関係するのだろうか?

結論: 並列読書は、

🔴並列読書と【隙間時間】

並列読書は、そもそも読書へのスタンスを根本的に変える。

直列読書だと、「今日はこれを読もう」。
並列読書だと、「この10分は、これをやろう」なのだ。

なんなら、【読書には集中と時間がいる】という思い込みは持ったままで良い。

直列読書ならその【時間】とは、3時間だろう。
並列読書ならその【時間】は、20分だ。10分、5分にすることができる。

一冊にかける時間に【仕組みとしての上限】を設けている。

たった10分の隙間時間であっても、「あ、十分に時間あるじゃん。一つ終わるわ。よしやろう。」なのだ。

🔴作業興奮

【並列で取り組む】という意識が、10分という「短時間」を相対的に「十分時間」にスイッチングしてくれる。これによって、「今ならできる!」という気持ちになり、習慣化の阻害要因❶「重い腰を上げる」と❷「やる」を倒した。

ここで出てくるのが【作業興奮】という概念である。こちらの記事から引用する。

作業興奮: やる気があるから何かをするのではなく、何かをする(作業)ことにより、脳内にドーパミンが分泌され、それがやる気を引き起こす

宿題のレポートを書くときに、初めは何もやる気が起きませんよね。しかし、とりあえずノートを広げてタイトルや1行目を書くと、意外と筆が進んでいくことを実感した人も多いのではないでしょうか?とにかく、最初のアクションさえすれば何とかなるんです。


作業興奮がスタートすれば、ずいぶんと「ノッテクル
「隙間時間」だったはずのものが、「俺の時間」になってくる。ついつい駐車場を離れるのが遅くなって、職場の朝礼に何度か遅れそうになった。それはそれで、朝礼までの準備も、【締切効果】によって最大効率を発揮できるからいいんだが・・・

作業興奮とは、【気楽にはじめ、気長に続く】ためのシステムなのだ。

🔴隙間時間とif-then planning

皆さんは、if-then planningをご存知だろうか?メンタリストのDaiGoさんをはじめとする各種心理学界から、【習慣化最大の武器】として取り上げられている技法である。

これは、

【If A, then B】 つまり【Aになったら、その時はBする】というルールに基づいてやるものだ。

例えば、私がやっているルール作りの一部だ。


このif then planning非常に強力な習慣化テクニックだ。なぜか? 
If Aの“A”の部分に、「すでに習慣になっていること」を入れることで、それがトリガーとなり、「新しい習慣」が勝手に連鎖していくからだ。ちなみにこれをHabit Chain(習慣の鎖)を作るという。

「朝起きたらトイレに行く」「家に着く」「服を脱ぐ」「歯磨きをする」は、いずれも【絶対に起きる行動】だ。そこに【起こしたい行動】を鎖で結んでいくわけだ。

習慣化の大きな課題の一つに、『やり忘れる』というのがある。
しかし、「If A」としてルールを作っておけば、自動的にその行動を行うようになってくる。

最初に行った「重い腰をあげる」〜「やる」までのハードルが下がるのである。

⭐️では、並列読書との関連は?
実は、並列読書をすると、思考がつぎのようになる。

❶10分で読書が完結する。
❷だから、隙間時間で十分。
❸10分の隙間時間はたくさんある。(駐車場、トイレ、洗濯機を回すとき・・・)
❹隙間時間に読書時間を【配置】し始める。
【If 洗濯機 then 読書A】 【If 駐車場 then 読書B】 【if 恋人が風呂 then ブログの草案作り】


これまでの記事で述べたように並列読書は、隙間時間で完結する。

これをif-then planningと組み合わせて、日常の隙間時間に並列読書を【配置する】ようになってくる。そうなれば、もう習慣化は目の前になる。

🔴【ツァイガルニク効果】による【継続効果】とは?

並列読書は、最後まで読み切ることが難しくなる。時間が来たら、読む本を強制的に変えていくからだ。
せっかく「ノッていた」のに・・・というふうに考える人もいるかもしれない。確かにその通りではある。しかし、それをどう考えるか?
私は、この「中途半端に終わる仕組み」こそが次の読書へのモチベーションを保障してくれるものだと考えたい。

ツァイガルニク効果というのがある。これは、「やりっぱなしは気になる」効果だ。

途中で終わったものは、いつまでも潜在意識が【保留をかけている】状態なのだ。だから、次の2つのメリットがある。

⭐️再開するときのやる気・・・「気になっていたんだ!やっと読めるぞぉぉ!」
⭐️スコトーマがはずれ、日常的に気づき、学習できる。(こちらの前回記事より)

書籍Aが終わって、B〜Eを読んでいるうちに、「あぁ。やっとAが読める!」という気持ちの高まりを感じらられるはずだ。

🔴一つ終えたと言う安心感、達成感

最後に、とてもシンプルだが重要な心理こうか。「達成感」である。並列読書は、1回あたりの読書目標を非常に短く、軽いハードルに設定するものだ。

何分に設定してもいいが、1日のうちに複数のプロジェクトを動かすわけだから、一つ一つに割く時間はそう多くは取れない。つまり、【タスクの区切り】が多数発生する。

【区切り】があると人間は頑張れる。なぜか? 区切り=達成だからだ。

一つ終えるたびに、「ノルマ達成」なのだ。

直列読書だと、1冊終えるたびに、「ノルマ達成」。5日で達成が5つ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

並列読書だと、1日5回達成。5日で25回
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

並列読書は「達成の⭐️」がもらえる回数が数倍跳ね上がる。この「一つ終えたという安心感、達成感」は意外に重要である。

そういう意味でも、並列読書は習慣化やモチベーションにとても良い影響を与えるものだと言える。

🔴まとめ 並列読書がなぜ習慣化を爆速化させるのか。

これまでは、並列読書を、集中力アップや記憶力アップ、無意識学習力アップと言う観点から説明してきた。

今回は、並列読書のメリットを「習慣化」と言う切り口で考え、背後に動くメカニズムを考えてみた。おさらいする。

⭐️並列読書と習慣化
・❶重い腰を上げる ❷やる ❸できる (結果がでる) ❹貯まる (結果が積み上がる) ❺手放せなくなる というプロセスがある

・並列読書は、隙間時間意識を高め、「重い腰をあげる」、「やる」というプロセスへのハードルを下げる。

・作業興奮により、やり始めたらすぐに「ノッてくる」

・隙間時間で取り組める並列読書は、習慣化最大の武器であるif then planningと相性が良い

・ツァイガルニク効果により、「中途半端」に終わることで、モチベーションが高まる

・区切りが多い並列読書は、「安心感」や「達成感」を感じやすく、モチベーションが高まる。 

最後に・・・
ここ2週間くらい並列読書および並列プロジェクトをずっとやってますが、本当に集中力と記憶力、何よりも【あ〜もうちょっとやりたい】というモチベーションがすごいです。ちょっとしたコツで、勉強への姿勢が大きく変わります。皆さんもぜひ!

この記事が少しでも皆さんのお役に立てたら幸いです😼
最後までお読みいただきありがとうございました‼️

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