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バカにされている、という心理

こんにちは。

ピアノ講師、メンタルコーチの「One Heart」です。


今日は、”投影”について。


自己のとある衝動や資質を認めたくない時(否認)、自分自身を守るため(防衛機制)、それを認める代わりに他の人間にその悪い面をおしつけてしまう(帰属させる)ような心の働き。


上記の引用部分は、心理学用語で”投影”といわれています。


今日は、例え話を使って「投影」について考えてみたいと思います。


「夫にバカにされている」と感じている人がいます。
本当に、その方はご主人にバカにされているのでしょうか?


もしかすると、「バカにされている」と感じるのは、自分が自分をどう捉えているか、つまり、自分自身が自分をバカにしている可能性もあるのかもしれません。


そう言うと、「そんなことはない!」と反論したくなるかもしれませんね。


人間関係において、私たちは他者が自分とは別の存在で、その違う誰かとコミュニケーションをとっていると考えがちです。
でも実際には、その関係は自分自身とのコミュニケーションでもあるのです。


「神との対話」という本について書いている記事になります👇


相手が自分を「バカにする人」に見えるのは、もしかすると、自分が自分をどう思っているかが影響しているのかもしれません。


母の話を思い出します。


生前、母は軽自動車を運転して左折しようとする際、目の前で右折待ちしている車が自分より先に曲がっていくのをよく愚痴っていました。


母が言うには、「軽自動車だからバカにされているのかもしれない」と感じていたそうです。


母の中には、「軽自動車に乗っているとバカにされる」という価値観があったのかもしれません。


そして、何かできごとがあるたびに、その思い込みが反応して、相手からバカにされたように感じてしまったのだと思うのです。


人の頭の中は、その人にしか分かりませんが、ふと口にする言葉や感じていることから、その人の内面が垣間見えることもあります。


はじめに登場した、「ご主人にバカにされているように感じる方」は、おそらくご自身で自分を過小評価しており、そのためにご主人から自分の「ダメなところ」を指摘されるように感じているのかもしれません。


実は、ダメなところを指摘されて心が反応するのは、自分で自分を「ダメだ」とどこかで認めているからなのです。


もし、自分にそのような認識がなければ、何を言われてもそれほど気にならないはずです。


自分の頭の中の思い込みや思いの反映だと気づくことで、他人を変えることができないということも自然と理解できてきますね。


過去記事にこんなことを書いています👆
お時間あれば、読んでいただけるとうれしいです。


結論としては、「自分の頭の中を変えること」が大切です。


私たちが自分に抱いているイメージに応じて、相手もそのように振る舞うものです。


たとえば、自分を受け入れている人は、相手からも自然に受け入れてもらえます。


この世は本当にシンプルで、ただ、脳(エゴ)がそれを複雑にしてしまうだけなのです。


相手のイヤなところばかりに目を向け、相手のせいにするのではなく、自分の内側に意識を向けてみること。これが大切なのです。


相手に見えるものは、自分の中の一部である。


自分、という人を深く知るために・・・。


今日も”愛”あふれる一日をお過ごしくださいませ。


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