見出し画像

外山薫さんという作家との出会い 〜「君の背中に見た夢は」を読んで〜

外山薫さんの「君の背中に見た夢は」を読んだ。
小学受験をテーマにした物語で、家族の葛藤や一つの目標に向かって共に歩む素晴らしさ、周囲との比較、様々な感情を味わうことができた。色々あるが、前向きな終結を迎えている点もすごく心地よい。

読後、作家の外山薫さんについて調べてみた。
どうやら専業の作家さんではなく、会社員と二足のわらじを履かれているとのこと。

素晴らしい人生だなと思った。
本書の物語に心を揺さぶられたが、それ以上に、外山さんの生き方にすごく尊敬の念が生まれた。

あるインタビューで、会社員と作家どちらもやることで、嫌なことがあっても昇華できるというコメントをされていた。
私に作家になる才能があるとは思えないが、こうやって言葉を発することで日常が昇華されるなら、素晴らしいことだと思う。

外山さんの存在を知り、私も何かしらのアウトプットをしていこうと決意した。
別にそれが成功しなくてもいい。言葉として外に出した時点で、自分の勝ちなのだと思う。

生きる。感じる。それを言葉にする。
その言葉を見て、誰か一人だけでも人生に何らかの影響があったらなんて妄想すると、楽しくて仕方ない。

会社員と作家をどちらも楽しむ外山さん。
人生のヒントをいただいた、そんな気持ちになれました。

この記事が参加している募集

推薦図書

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?