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疑いと信頼、その境界線で僕は思った
僕は、決して心が強い方ではないから、すぐにいじけてみたり、悲観的になったり、殻に閉じこもってみたり、どうせ自分なんてと卑下してみたりしてその場から立ち去ったりと、そんなに簡単ではない感情を常に抱きかかえてだましだまし生きてきた。
「意外ですね」
と言われることが多いのだけど、飲み会やパーティーは大の苦手で、「すみません、次があるので」などとあたふたしたそぶりを見せて、誰よりも先に会場か
その日ぼくらは、笑って遺書を交換した。
いつもより笑い合っていた気がする。
悲壮感なんて一切なかった。ふたりしてニコニコしていた。ピース。
ぼくらのこれまでのやりとりとか、関係性とか。フィルムカメラで撮った写真に全部映っていた。
手にとった封筒の名前は、遺書。手渡しをして、じっくり眺める。慎重にしまう。この先にどんな未来が待ち受けているのか、楽しみで仕方がなかった。
事の発端はある“課題”からだった。
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「企画する人を