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【30点】バタフライ・エフェクト【映画】
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初の映画レビューとなります。
ネタバレに気をつけつつ、まだ観ていない方も気になるようなレビューを心がけます。
作品情報
公開 : 2004/1/23
上映時間 : 114分
あらすじ
時折、短時間の記憶を喪失することがあった少年エヴァンは、
心理療法士の勧めで治療の一環として日記を書き始める。
大学生になり、記憶喪失の症状が丸7年起こらなかったことに喜び、日記を読み返すと、その日記に書かれている過去の時点に戻れる能力がある事に気づく。
自分のせいで幼馴染のケイリーの人生を狂わせてしまった事を知ったエヴァンは、過去に戻り運命を変える事を決意する。
しかし、過去に戻り、選択肢を変えることによって変化した現在では、必ずエヴァン本人もしくは彼が救おうとした誰かが不幸になっていた。
何度過去をやり直してもケイリーを幸せに出来ないと知ったエヴァンは、ある決断をする。
幼少期
短時間記憶をなくす症状
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主人公のエヴァンは母と2人暮らしで、父は精神病院へ入院していました。
時折記憶を失うことがあり、
担任の先生がエヴァンの母に話があると呼び出し話を聞くと、彼は絵の授業で刃物で人を殺している絵を描いていて、それは子供が描いたとは思えない恐ろしい絵でした。
エヴァン自身はその絵を描いた事すら覚えていませんでした。
脳の検査を受けるも異常はなく、医者から記憶の確認のため日記を書くように勧められるようになります。
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その後、台所で包丁を手にしたまま立ち尽くしたり、
幼馴染の女の子、ケイリーの父からと言われ映画の撮影をすると言われるも、撮影中の記憶がありませんでした。
父親がいないストレスだと母親に心配され、精神病院に入院中の父親と面会します。
はじめて会う父親にエヴァンはとても喜び、父も同様に嬉しそうに親子の会話します。が、そこで記憶がまた無くなり、意識が戻った頃には父から本気で首を絞められていました。
精神病院の警備員が止めに入って後頭部を殴られそのままエヴァンの父は死亡します。
少年期
非行に走るエヴァン
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月日は経ち、エヴァンは幼馴染の女の子ケイリー、
ケイリーの兄のトミー、ぽっちゃりのレニーと非行に走っていました。
ある日トミーが父親の部屋からダイナマイトを見つけ出し、これでイタズラをしようと提案します。
見知らぬ民間のポストにダイナマイトを点火した状態で入れ、その場から少し離れます。
タバコを吸いながらエヴァンはケイリーの耳を塞ぎます。
2人は形こそ無いものの恋仲になっていました。
それを横目から見ていた兄のトミーは妹に手を出すエヴァンに嫉妬していました。
そこから記憶が飛び、エヴァン達はレニーが発作を起こして倒れているのを抱えながら森の中を逃げていました。
レニーは緊急搬送され、母親から詰められるもエヴァンは本当に記憶がなく何も言えませんでした。
幼馴染との別れ
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レニーの入院中、3人はエヴァンの母親の車で送られて映画館に映画を見に行きます。
その映画館でエヴァンとケイリーはキスします。
それを目撃していた兄は嫉妬に駆られ、エヴァンに詰め寄ります。
詰め寄る最中に見知らぬ男性から足を引っ掛けられ転ぶトミー。
トミーはエヴァンへの怒りをその男にぶつけ暴行し、補導されます。
次はお前だ という笑みを浮かべながら…。
母はエヴァンの非行が幼馴染達にあると判断し引っ越しを決断します。
ケイリーはエヴァンが去る最後の日、エヴァンの乗ったトラックを追いかけます。
それをサイドミラーから見ていたエヴァンは自分の日記の1ページに『必ず迎えに来る』と書き記し、ケイリーに見えるようノートを車の窓に当てて別れます。
青年期
記憶の取り戻し方
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さらに月日が経ち、エヴァンは大学生になっていました。
非行していた少年時代が嘘のように教授からも全幅の信頼を置かれ、優等生になっていました。
引っ越してからも日記を書き続け、その7年は一歳記憶喪失が起きていないことを喜びます。
ある日部屋で過去の日記を読み返していました。すると自分の記憶が欠落していた部分にタイムスリップのような状態になっていました。
日記を読み進めるうちに
・過去に戻れる
・過去を変えられる
・自分の周りの未来も状況によって変化する
ことがわかりエヴァンは記憶を取り戻す作業に熱中します。
思いを抑えられないエヴァンはその後、地元のレストランで働く幼馴染のケイリーに会います。
エヴァンは何気なく子供の頃ケイリーの父親が撮った映画はなんだったのかと聞くとケイリーはエヴァンを批判しながら泣き出し別れます。
大学の寮に戻ったエヴァンが留守電を聞くと、ケイリーの兄のトミーから『ケイリーがお前のせいで自殺した。お前を殺してやる』という録音が入っていました。
エヴァンは彼女を救うために更に日記で過去改変を行います。
総評
タイムトラベル作品の教科書
映画好きというほど映画を見た事はありませんが、
子供の頃から多少は観てきていてこれが現段階でのナンバーワンの映画のため最初にレビューさせていただきました。
演出方法などもタイムトラベル物が好きな僕にとって最高で、
シュタインズ・ゲートや、ライフイズストレンジなど世に出ているタイムトラベル作品もこの映画を参考にしているんだろうなと思わされるものが多いです。
ネタバレに気をつけながらレビューするのが難しく多少あらすじを明かしましたがもっと気になる方は作品を観てください。
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