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家出5日目。熟年離婚について考えた。

家出5日目。
夜10時には布団に入る健康生活で、明け方4時ごろには自然と目が覚める。
ふと、👽が家で倒れていないかという心配が頭をよぎった。最近血圧がちょっと高めで薬を飲みだしたぐらいで、病気ではないけど、私の友達のご主人が朝シャワーを浴びた直後に体が動かなくなり、脳出血で救急車を呼んだというのを思い出し、急に心配になってきた。

私が25年ぶりに家出してる間に家で倒れてて間に合わなかったら、いくら👽でも私は絶対後悔するだろう。そうだ!隣の奥さんに生存確認してもらおう!隣の奥さんも👽の特性を知っている数少ない知り合いの一人。隣のご主人も宇宙人寄りなので、話が通じやすいのだ。

LINEでカクカクシカジカ事情を伝えたところ、
「なんと!車がないから出張かと思ってた~。パパは元気だよ。ナスやゴーヤを持ってきてくれた💛奥さんはお仕事?って聞いたら、実家に行ってるって聞いたんだけど、家出だったとは!ちなみに今朝も元気でした」
と返信が。
とりあえず生きてたのでホッとした。

「少ししょんぼりしてたよ。なんか寂しそうな感じ。帰ってきてあげて~」とも。
しょんぼりしてるのは年取ってるからだろ。寂しそうなのは、ゴルフ練習場で滑って転んで肩を強打したのがすごいショックだったからだろ。

相変わらず、たくさんできすぎたナスやゴーヤをせっせとご近所に配っていると思われる。1週間家で消費できないし、私の友達にも持って行けないのだから、すごいことになってるはず🍆

私61歳、👽72歳。年を取ると、家で倒れてるかも~という心配をしないといけないから、ゆっくり家出もできない。

家出2日目、3日目あたりは私もボ~として何も考えられなかったけど、家に戻ってからのことを考えたらやっぱり👽に手紙を書くことにした。内容はいつも言っていることと同じだが、グレーゾーンには何度でも同じことを繰り返さないと伝わらない。しかも、すぐ消えていく耳からの言葉では理解が中途半端になるようだから、書いて残るようにしないといけない。最後まで読むか、どこまで理解できるかはわからないけど、伝えなければ単なる「わがままな妻」で終わってしまう。

私は結局、あの家にとどまるだろう。自活していく経済力もないし、それ以上に、👽が一人家で倒れてだれにも見つけられず死んでいくのを想像すると可哀そうだと思うし、それは私がきっと後悔する(👽は40歳まで独身で一人暮らしに慣れているから、平気かもしれないけど)。もう、愛じゃなくて情なのだ。

熟年離婚する人は本当に疲労困憊だと思う。でも、どうしても許せない原因があって、残りの自分の人生を大切にするなら、熟年離婚は立派な選択肢だ。私の場合は、なんとも説明のしがたい、不思議な状況。私の気持ちも萎え、見込みがないと思えば手紙を書くなんて面倒なことはしないけど、まだうまくやっていける可能性はあると思うから、自分の気持ちを書いてみよう。グレーゾーンの👽に私の気持ちが正しく伝わるかは未知だけど。


↓以前書いた記事です。


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