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感想 キノの旅XVI the Beautiful World  時雨沢 恵一 そろそろネタ切れ。ゾンビの国の話し以外は面白くない。



モトラドと旅をするキノの物語
架空の不思議な国で過ごす3日間を描いた短編集
この国の設定が魅力なのですが・・・

そろそろ限界かと・・・

4つの短編とおまけが収録されているが、面白かったのは一つのみ

死人達の国 という話しです。

ネタバレいきます。


その国の周囲には警官や軍隊がいた。
国の人間がゾンビ化しているというのだ。

キノは銃の腕を見込まれて射撃手に雇われる
スナイパーみたいに、ゾンビの頭を撃破

少人数になるとチームで町中に入り掃討作戦
かなり盛り上がるアクション的な展開になります

それだけなら、ただのB級ホラー小説ですが・・・
キノの旅はヒネリがあります

このゾンビの正体が後に判明する

ゾンビは、実は、人類の進化系だというのです。
これは科学的に到達した姿で
飲食の必要なく永遠に生きていけます
死んでいるのだから、死は存在せず
病も無関係

肉体は死んでいるが、精神は生きています。
つまり、無永遠に生き続けられる存在です。

しかし、脳を破戒されるとゾンビは死にます

仲間のゾンビに、その死体は食われるのですが
それは共食いでも、カニバリズムでもなくて
死んだ人の魂を肉体を食べることで吸収する
生きている人の中に取り込む
それで永遠に生きることができるという発想

しかし、人はそんなことは理解できず
ゾンビとし見るので
駆逐する

せっかくの科学の進歩も
他の人には理解されずに葬られてしまうという話し




2023 1 28
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